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沖縄関連の本 その1

沖縄旅行に備えて、街歩きから歴史までまとめ読みしました。どれも実に面白い。ほぼ仲村清司さんの本。ひとつの記事に3つしかリンクが貼れないので細切れに。

 

 

仲村清司,藤井誠二,普久原朝充
¥ 1,728
(2016-04-26)
コメント:専門や世代の違う3人が、沖縄の裏スポットを臨場感たっぷりに紹介する。これを読んでコザに興味がでてきた。

仲村 清司
¥ 1,512
(2011-06)
コメント:先史時代から薩摩による侵略、琉球処分、沖縄戦に至るまでの沖縄の歴史を知ることができる本。月並みだけど、昔があって今がある、をしみじみ実感する。

下川 裕治,仲村 清司
¥ 972
(2011-02-18)
コメント:沖縄の今について書かれた本。穏和な沖縄人気質は、歴史的に鉄が不足していたことに由来する、という司馬遼太郎の見解を紹介していて面白かった。

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肌改善計画−美容皮膚科に通う

 前回のブログ記事に、糖質制限を始めたきっかけは肌改善と書いてあったけど、今回も同じネタです。音楽とか映画とかについて書きまくってた時代は遠い遠い・・。最近めっきり加齢を意識することが多くなった(精神面はいわずもがな、なのはここでは置いておく)。急に老けてきた!というわけではなく、じわじわと、あ・・ちゃんと化粧しないといかんな、とか、肌が汚い・・とか、いつまでも10年選手の服を着てるとみずぼらしいぞ・・などなど、アラフォーともなると、今まで無意識にやってたことを続けていると、なんだかサエないことになるのを日々実感しています。いや、あれもこれも、アラサーんときに気づくべきだったぞ!!なことばかりで、これはあらゆる点で昔の自分に指摘したい。と言っててもムダなので、今やることにします。

 

 ニキビ痕をどうにかしたいと長年思いつつ踏み出せずにいたけれど、ここ最近の改善計画で投資することに慣れてしまってて、カネで解決することにした。スキンケアで地道に、はいまいち信用できなくて、効果を優先することに。そこで美容皮膚科に通ったものの、納得いかんことがあり中断、それから数軒皮膚科を放浪しながら通えそうなところを探したものの見つからず、結果、スキンケアによって短期で改善した、というオチです。最初に少し通って使ったお金はもったいないけど、お勉強になりました。病院名は実名。

 

 とりあえず、ケミカルピーリングすることにした。ニキビ痕を消すのが目的だけど、同時にこれからニキビを作らないことも重要。有名な表参道のタカミクリニックに決めたのは、メディア露出が多いからという安易な理由。問診は若い男性医師で、さっと顔をみて、ホームケア用のローションなどをすすめてきた。全体的に流れ作業的な印象で、あー皮膚科の医者なんて処方箋を出す権利がある人、って感じだなと思う。ピーリングは1回、3回、6回コースがある。6回以上やらないと効果がなさそうだとネットで調べて考えていたけど、とりあえず3回コースにした。コース選びや具体的な施術の説明は医者ではなく、制服を着た女性(看護師かもしれないし、バイトかもしれない)で、6回のほうがいいですよ、など勧めることは一切ない。勧めること自体で苦情がきたり、6回やっても治らないじゃないか!と文句言われるのをあらかじめ回避してる様子。そのかわり、医者と同じく、ホームケア用品は勧めてくる。こちらはいくら勧めても無害だからか。

 

 施術前に写真を撮った。実際の施術も特に問題もなく、1回やっただけで効果はないので、3回やって様子をみることに。コース最終日、今まで通りに施術終了。診察券を返された。あれ?最後だから、問診して続けますか?とかやらないのか?と不思議に思ってたずねると、通常やらないけれど、希望するなら予約してください、とのこと。ニキビはとても女性にとってストレス度の高い症状だと思う。そのため、治すために何をすればいいのか、専門家である医師に相談して一緒に治していくためにお金を払うのだとわたしは思っていた。でもコースが終了したあとに放り出されたら、自分で判断してね、どっちでもいいよ、ということになる。この手の、メディア露出を高くして客(患者ではない!)を集めるだけ集めればよいという感覚だと、治療は流れ作業になり、そのかわり医者以外で病院内で働く女性たちは「とりあえず文句は言われないようにできるだけ丁寧」な対応になる。3回やって効果はほぼゼロなことに不満なわけではなくて、患者にコミットする姿勢がきれいさっぱりないことにびっくりした。自分は期待しすぎたバカなのか??なんてバカらしいことまで頭に浮かび、見事に徒労に終わった。ホームケアやら全部ひっくるめて、5〜6万くらい。これに懲りて、その後は最初の問診でちゃんと観察しようと誓い、数軒放浪することになる。(続)

 

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(ゆるい)糖質制限を始めて4ヶ月

 すっかり触らなくなったブログも、削除せずに放置していればいつでも気が向いたときに戻ってこられる・・ということで、久々に忘備録として書くことに。何年もやってると、ブログはまさに自分の忘備録にほかならないことに気付かされる(自分で書いておきながら、へーそうなの!とか)。ちなみに「忘備録」を変換できないので調べたら、本来は「備忘録」なんだそう。

 突然思い立って糖質制限を始めたのが約4ヶ月前。関連本を読むと、1週間で何キロ痩せたとか華々しい結果報告が載っているけれど、結果から言うと、私の場合記録開始(初日から1週間後)から1,2キロほどしか減っていない。体重計が壊れていたので初日から計り始めていないのが痛恨のミスだけど、GWに計ったころからカウントすれば4キロ弱減っていることになる。数字よりも、服を着たときの実感のほうがずっと大事だけどそちらのほうは、ウエスト周りはちょっと痩せたかなぁ、という程度。厳密にやってないのと、元々「ダイエットなんて個人差激しいだろう」という考え方なので、まあそんなものかな、という感じ。減量効果を感じないので最近はかなりいい加減になってきた。


糖質制限って何するの?

 おおざっぱに言うと、
・主食(小麦で作ったパン、米、麺類全般)と、糖質を含む食品(野菜ではかぼちゃやれんこん、イモ類、果物、菓子類、調味料の一部など)を抜く
・肉・魚・卵・チーズ、良質な油、糖質が少ない野菜、海草類、キノコ類はいくらでも食べて良い
・酒は焼酎やウイスキー、甘くない赤ワインなどはOK。ビール、日本酒、甘いカクテルはだめ
・運動は特に必要ない
というところ。興味のある人はネットで調べるより、図書館が利用しやすい環境なら手軽な本を読むほうが分かりやすいと思う。余談になるけどこれは糖質制限に限らず、何に関しても、急いでなければネットより本のほうが効率がよいです。情報の信頼性とか文章の読みやすさなどを考えると、ネットよりも話が早い。


きっかけ
 
 考えてみたら、今までダイエットをやったことがなかった。子どもの頃から痩せていたことがないし、これはまずいよな〜といつも思いながらも、顔やデコルテは太ってないので、ぱっと見は太ってるという感じじゃないのもあり、実際にカロリー制限や運動をやってみるまでには至らなかった。一度だけ、うわ、痩せたと実感したのは、4週間アメリカ旅行したとき。しっかり食べてないのと、一日中歩き回る生活をしてたから。旅の最後のNYの店で試着して、あれ?いつものサイズでぶかっとしてるのに気付いたとき、痩せてるのを実感。でもあれは非日常なので、帰国後しっかり戻った。世の中では様々なダイエットが流行ってきたけれど、特に興味を持ったことがなかった。ただ、アラフォーとなった今、体重計で見たことのない数字を見てしまったり、お腹まわりがなんか疲れる、など、加齢による危機感が高まっていたのは事実。

 ある日、「これが噂のベイクショップ。」特集の雑誌hanakoを買った。美味しい粉モノを売る店を羅列した特集。「美味しいサンドイッチはどこに行けば食べられるのか病」を長年患っているため、雑誌はほぼ買わなくなった今も、サンドイッチ、朝食特集を見かけるとたまに買ってしまう(そのくせ、どうせ裏切られるのでめったに実際には食べに行かない)。今考えると皮肉なもので、糖質制限で真っ先に避けるべき粉モノを食べるために買った雑誌の巻末コラムが、糖質制限を始めるきっかけになった。

 巻末に掲載されていた女性作家によるコラムのタイトルは「皮膚は心」。女性誌にありがちな内容で、肌の調子が悪いと心もすさむ、というような話が書かれていて、うんあるある、と読み進めていくと、久しぶりに会った友人の肌がすごくきれいで、どうやら炭水化物を抜いて間食をしないようにしたら、体重が減るというより肌の調子が良くなったらしい、とある。私はここになぜか反応した。生理前でないときも、ニキビができて困っていたから。基礎化粧品を変えてからちょっとましになったけど、もうちょっとなんとかしたいと思っていたところ。コラムはほかの話題にすぐに流れていった。たったこれだけの文章で、しかも本人の体験談でもないのに、やってみようかしら〜と気が向いてしまった。当初のきっかけは、ダイエットというよりも、肌改善。


何食べてるの?

 実際に主食を抜くことは自炊なら簡単。外食はわりと難関。飲むときは意外に大丈夫。朝昼晩はこんな感じ。

朝:毎日ゆで卵。チーズやナッツもOK。コーヒーや紅茶にどうしても甘みを加えたいときは、糖質ゼロの甘味料ラカントを使う(コスト高い)。だんだん普通の砂糖を入れるように・・。
昼:難しい。お弁当はご飯が無駄になるからだめ、麺類もだめ、となると、デパ地下でおかずとサラダを買うことになる(割と高くつく)。定食屋でご飯はいりませんパターンはまだやったことがない。糖質制限の目線でみると、コンビニというのは本当に食べられないものだらけ。最近は温めるだけのおかずも売ってるけど、まずそうで食べる気がしない。コンビニでは、サラダチキンとおでん(ねりものはダメ)は使えるという体験者の話を読んだことがあるけど、人によるだろうが私はコンビニ食はいまだにまずいと思うので、あまり使ってない。
晩:自炊の場合、基本をおさえて甘みのある調味料(ソースとか)を使わないよう気を付ければ、わりと迷わない。中華やアジア料理はもちろん、和食も実は甘みが多い。みりんはなるべく使わない。
飲むとき:ビールは飲んじゃう。早めに焼酎に切り替える。でもサングリアとかも飲んじゃう。居酒屋メニューは締めの炭水化物さえ食べなければ、わりと大丈夫。基本的に飲むときはあまり気にしない・・。
間食:うちの職場はあらゆる飲み物(ビールを含む)、お菓子、スナック類が常にたんまり補充されているので、誘惑が多い。とくにジャガビーとか・・。以前よりは手を付けなくなった。ケーキなどをみなでわいわいと食べるときは、かじる程度。甘い菓子類はもともとそんなに好きじゃないので苦じゃないけど、スナック系は中毒性を感じるので意識的に避けてる。家では、喫煙後に食べたくなる飴玉は許可。クリームチーズは全然OKなので、ラカントを使ってチーズケーキ焼いたり。

 基本的に人とシェアして食事するときは、炭水化物は気を付けつつ、あまり考えずに食べる。ランチはめんどくさくて、ご飯食べてもいいかな・・と牛タン定食を食べることもある。やたらと肉が食べたくなるのは、食べてもいいですよ、と言われているからだろう。焼き肉大好き。果物は基本的にだめなんだけど、果物は三度の飯よりも好きといっても過言じゃないので、自分に許可してる。でも糖質がめちゃ高い大好物のバナナだけは、職場に常にあるにもかかわらず我慢してる・・。ああバナナが恋しい。でもまあ、3食炭水化物抜きとはいえ、ゆるい方だと思う。もうちょっと締めていかないと、実際にサイズが変わるまでにはならなそう・・。


主食を抜いても平気?

 糖質制限本では、もちろんこれがいかに正しいことなのかが力説されているけれど、性格的に盲信できないので、ふ〜ん、そうなんだ、程度の距離で読んだ。ただ納得したのが、糖質は中毒性があるということ。甘いモノもご飯も、お腹いっぱい食べたい!そうすれば満たされる、と思ってしまうもの。ポテトチップスを一袋完食するときの飢餓感とか。糖質を抜くと痩せるメカニズムは、斜めに読んだのでいまいち分かってないけれど、「糖質は本来嗜好品」には実感的にうなずくところがある。本来摂取しなくてもいいもの、らしい。でもご飯は「主食」と呼ばれているし、「ご飯を食べないと力が付かない」とか、「疲れたときに甘いモノは良い」とか、「日本人なら米を食べるべき」とか、実に様々なフレーズがしっかり定着して私たちは洗脳されているので、糖質制限提唱者は、そんなものはウソっぱちだと叫んでいる。その勢いは置いといても、糖質や炭水化物は体をつくる栄養素じゃないんなら、食べなくてもいいじゃね?くらいの感想。実際、3食主食抜いても、すごく痩せたり疲れやすいとかまったくない。こんなに主食抜いてるのに痩せないってすごいと逆に感心してる(残念ながら)。

 少なくとも自炊では炭水化物を取ってないんだけど、気付いたのは、家で食べるご米やパンは実は好きじゃない、おいしく食べていたわけじゃなかった・・ということ。「ご飯やパンはおいしい」をいろんなところから浴びせられて、「消費欲求」を刺激されていただけじゃないかな。あれだけ好きで作ってたパスタが不思議なことに一番恋しくならない。自分が料理ベタな証拠かもしれないけど、食べ始めるとついお腹いっぱいまで食べて苦しかったな・・と今にして思う。


痩せないのになぜ続けるのか?

 まったく完璧に糖質を抜いてるわけじゃなく、最近はスナック菓子にも手を付けることもあるというゆるゆる状態だけど、4ヶ月一応心がけている。しかし痩せない。じゃなんで続けられるの?ご飯食べないなんて信じられない・・という声が聞こえてきそうだけど、もう戻れないなと思う理由がある。吹き出物が劇的に減ったこと。痩せないけど、これだけは糖質制限の明かな成果だと思う。ニキビ跡はきれいにならないけど、新たにできることは極端に減った。実家に戻っていつも以上に気がゆるむと即座にできることでも明白。元々糖質制限始めた主な理由は肌改善だったのを思い返すとまあ目的は一応達成かな・・と。でも糖質制限の本を読んでても、ここを強調してる人はあまりいなかったのが不思議。まあもうちょっとダイエットの成果も出したいので、冬に向けて気を引き締めていかねば。


 糖質制限について知ってることと自分の結果報告を書き連ねてみたけど、特に人に勧めるつもりもないし、すごくいいものだとも思わない。人間は宇宙にまで人を飛ばすことはできるくせに、自分たちの体についてはいまだにイマイチ分かってないもんだから、何がよくて何が悪いかを判断するのは、信じるか信じないかの問題だったりする。人に「なんでダイエットしてんの?」という根源的な質問をされたとき、ダイエットに理由なんかあるかよ、と思いつつ、「実験して結果が出るのをみたい」と答えた。まあ、実験だなぁ。実験なんて気楽なことを言ってるのは自分が痩せてないからだけど。
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ハンナ・アーレント Hannah Arendt

 岩波ホールで予想外に多くの動員数(客は主に中高年だったらしい)を記録した本作。1960年に逮捕されたアイヒマンの裁判を傍聴して書いた論文が物議を醸した様子が描かれているので、一見難しいかもと思いがちだけれど、彼女の主張を分かりやすく噛み砕いたストーリーテリングのおかげで、メッセージが伝わりやすい。観たのはつい最近だけど、昨今の日本社会の空気を吸ってると、ああ今観て良かった、と思える映画だった。



 裁判傍聴シーンは、実際のアイヒマンの映像が使われている。傍聴したユダヤ人のハンナは、アイヒマンの小物っぷり、いかにも凡庸な小役人的な発言と立ち振る舞いを目にして衝撃を受ける。生ける悪魔だと想像していたアイヒマンは、ただ命令に従うしかなかったと主張するつまらない男だった。アイヒマンが特別に卑劣な人間だったわけではなく、「凡庸な人間」もこれだけの悪を行うことができる。これを彼女は「悪の凡庸さ」と呼んだ。また、ユダヤ人の中にも、ナチスに協力した人間がいることも指摘(ユダヤ人たちはみな知っていたこと)。どちらも、思考停止して、善悪、美醜の区別がつかなくなった結果であり、人間は「思考する」ことで強くなる、と主張した。論文はユダヤ人仲間からもバッシングを受ける。まだ20年も経っていないので傷が浅い時期だったのを考えると、早すぎたかのもしれない。



 ハンナはまた、「アイヒマンを擁護しているのではない。理解を試みるのと許すのとは別問題だ」と言う。最近、ISILによる人質事件があったが、政府は、日本で随一のイスラムの専門学者、中田考さんに協力を仰ぐどころか、大学の生徒をシリアに送ろうとした容疑者扱いをした。敵を知るのは基本中の基本だろうと思うけれど、そんなことにも頭が回らないって・・。

 最近は、日本人が自国を批判すると叩かれたりして、メディアも萎縮しまくっているという。そんな状況の中で、もう白目になるしかない今日この頃です。自分たちのやってることは、おかしいんじゃないだろうか?と自問するのは、そんなに辛いんだろうか?? 平時には清き市民でも、平時でなくなれば、自分も愚かしいことをしでかすかもしれない、という恐れを持つことが、間違った方向に進まないための抑止力になると思うのだけど。想像力の問題でもあるし、近現代史をどれだけ知っているかでも違ってくるだろう。いくら戦争はいやだ、平和は尊い、と考えているとしても、それだけでは不十分。頭悪いこと言うやつらが台頭してきたら、それに対抗して声を上げればいいのだけど、メディアがそれを拾わないとなると、絶望的な気分になるっていうもの。最近、国内メディアは報じなくても、欧米メディアでは取り上げている日本に関する言論に、原文でも翻訳でも触れられる人と、そうではなくて国内ニュースだけ見てる人との間での分断も起こりつつあるというし・・。

 最近偶然、「ヒトラーチルドレン ナチスの罪を背負って」というドキュメンタリー(余談だけど、優れたドキュメンタリーって製作がフランスなことが多い気がする)を観た。ナチス要人の親戚たちの現代に生きるうえでの苦労を取材している。日本にいると肌では分からないだろうけど、ナチスの罪は、今でもヨーロッパ大陸全体で影を落としていることがよくわかる。その中の1人のおじいさんは、父がした行為をどれだけ憎んでいるかを、あちこちの学校や施設で講演している。彼の言葉が一番胸に刺さった。「みなさんがもうあんなことは二度と起こさない、と言っても、私は信用しません。何か大きな力が働いたとき、あなたたちはまた同じことを繰り返すでしょう」(というような内容)。自分も日頃、そんな気がしているから。



神保哲夫と宮台真司によるハンナ・アーレント
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アメリカのバス考、アメリカのすすめ

 私は高校生の頃、三鷹の自宅近くから仙川までバス通学していた。3年間毎日乗っていたけれど、これといって記憶に残るような出来事はなかったと思う。皆粛々と、ある程度マナーに沿って行動していた。これが電車となると、みなさん経験あると思うけれど、ついツイッターに書きたくなるような事件に出くわすこともある。これは、電車は有象無象の人種が乗るからで、路線バスは周辺に住む人しか使わないからかもしれない。とは言っても、電車でもそれほどの“シーン”は見かけないと思う。日本の静かなバスに慣れていると、アメリカの(一部地域の)バス車内の風景は、なにかと衝撃的だ。

 先日サンフランシスコ旅行から帰ってきた。公共交通機関が整った小さい街で、バスですぐにどこでも行けるので、市内バスとケーブルカーに乗れる7日間パス($29)を買って乗りまくった。ちなみに片道は$2.25で、パスは1日券が$12。設定が高くみえるけど、ケーブルカーは片道$6なので、リーズナブル。ケーブルカーは観光客みたいで恥ずかしいと侮るなかれ。とても歩けないような急な坂道をえっちらおっちら進んで、市内のありえないような起伏を堪能できるコースを走っている。当然常に行列しているので、前回は乗ったから今回はパスした。路線バスに乗りながら、景色のいいとこで適当に降りて眺めたり。

 3年前に4週間でアメリカのあちこちを廻ったときも、サンフランシスコは1週間滞在したことがある。その時も感じたけれど、やっぱりサンフランシスコのバスは、ほかと比べてもかなりにぎやかだ。まず視覚的に、人種がしっかり混ざっていて(あくまで中心市内)、ヨレヨレな服装の人が多い気がする。街が小さい分、大きな住み分けができなのかもしれない。アジア系の人口の方が多いんじゃないかと思うくらい、自分が目立たなくて良い。歴史的にも、アジア系の人々が街の建設に深く関わっているというか、むしろ彼らの街なんだろうな、という印象すらある。そして聞こえる音は、日本みたいにうるさいアナウンスではなく、揺れる音と人々の声。アメリカから帰るといつも思うけれど、日本は他人との垣根が大変高い。日本の小売店の店員がやたら丁寧なのは、サービスよりも、「他人には不必要なくらい丁寧にしておけば安全だ(じゃないと怒られる)」という不健全というか、上下関係をつけないと人間関係がスムーズにいかない(と思っている)せいだと私は密かにいつも勘ぐっている。特に近年に顕著な傾向だと思うし、あくまで東京に住んでるとそう感じるだけかもしれないけれど。これが外国人の中には、おお素晴らしい!となる人もいるわけで、本当に環境によって感覚が変わるもんだなとつくづく思う。愚痴っぽくなったので戻ります。

 サンフランシスコでバスに乗っていると、とにかく他人同士がしゃべり出すのをよく見かける。市内やミッション地区、オークランドまでいろいろ乗ったけど、暑いね、から始まり(滞在中は熱波の影響で毎日30度の快晴だった。この時期のサンフランシスコにしては異例)その後世間話が延々と続く。「第二次大戦ヴェテラン」とでっかく書かれたキャップを被ったじいさんが乗り込んだら、すかさず隣の男が「俺はイラクだ」「どんな銃使ってた?」と戦闘話に花が咲き、別の若い男が作戦の様子をやたら突っ込んで聞いてくる。「俺、歴史が好きなんだ」。みんなバスに乗る時間は短いので、それぞれさっさと降りていく。ヴァレンシアStで夜にバスに乗ったら、ジャンキーちっくな男女2人組がスピーカーから大音量で音楽を流していた。それにうんざりした中国系ドライバーが身を乗り出して、「今すぐ止めないと、バスは動かないぞ!」と警告。ジャンキーたちは「うるせー。FBIでも呼んでみろ」としばらく押し問答。私はドライバーの一番近くに座ってたので、あいつらがこっちに来たらやだなとびくびくしてたけど、他の乗客は知らん顔。ドライバーは毅然とした態度を貫き、音楽は数分して止んだ。経験上、どうせ雑魚なので大事にはならないと知っているのだろうか。まあバス車内で何かやらかしたら、絶対つかまるしね。

 あと、アメリカでバスに乗ってると、女性に席をゆずる男性、という光景もみかける。車内が混んでいると、年齢にかかわらず席を譲るのだ。私もシアトルの空港から乗った満杯のバスで経験した(小さいから?)。これは日本では見たことない。いわゆる「レディーファースト」というより、なんかもっと自然な感じ。高齢者が乗ったときも、みんなさっさと後ろに移動する。「席を譲るのは良いこと」なんて感覚はなさそう。シアトルでは、車いすに乗った人が乗車して降りるとき、誰かが手伝おう!と声をかけて、乗客が数人で時間をかけて降ろしていたのを見て、わーアメリカだなーと思った記憶がある。

 今まで路線バスに乗ったことのあるアメリカの街では、サンフランシスコが一番カジュアルというか、おしゃべりだなと思う。LAはもうちょっと都会の雰囲気で、ちょっと殺伐とした印象がある。ドライバーにつかみかかる青年とか、Fワード連発で英語話せない魔女のようなばあさんとケンカする男も見たし。シカゴも都会的で静かだった。車ナシの現地在住友人は、バスで何か事件を目撃したことはない、と言ってた(いかにもありそうだけど)。NYは地下鉄があるのでバスにはほとんど乗らないけど、去年行ったとき、地下鉄で居眠りしている人をみて、NYは変わったんだなと実感。

 しかし、アメリカは地域によっては危ないところもたくさんあるはずなのに、グラスゴーのバスについていた、ドライバーを守る(?)透明のボードがないのが不思議だ。意外にドライバーは襲われないのだろうか。そもそも、グラスゴーの方が危険なのか?? 実際、グラスゴーの地下鉄(あの規模の街に地下鉄があるのを考えると、造船で栄えた昔が偲ばれるよね)で流血事件見たし・・。混雑していた車内でジャンキーかホームレスな男性が、勝手にドア付近で交通整理のようなことをしてた。それに難癖つけた男が、文字通り私の目の前でジャンキーをノックアウト。血を流してホームに倒れたのを尻目に男は降りて去っていった。そういえば、サンフランシスコでは前回は車に当たって倒れたサイクリストを見たし、こないだはマーケットSt(目抜き通り)で流血して倒れてる人も見た。確立高い・・。ちなみにサンフランシスコは、今時こんなに、というくらいホームレスが多い。現地で働いている人によると、格差が激しいので、ホームレスを助けようという運動も多いから住みやすいのでは、とのこと。昼間はそれほど気にならないけど、夜は囲まれて財布とられることもあるらしい。

 なんだか最後の方は、危ないよ、という話になってしまったけど、アメリカはやっぱり、なんだかんだいって面白いなと思うのです。この10年くらい、アメリカしか行ってない、などと言うと、なんで?そんな時間とお金があったらヨーロッパとか行くんじゃないの?とよく言われる。毎回、コミックフェスとかライブとか、具体的な目的があるから行くわけだけど、改めてそう言われると、うーんなんでだろうと思うこともある。私が、きれいな景色を見たり、美術館に行ったり、現地の食を楽しむ、という観光が“できない”せいだろう。言い切るとなんだかつまらない人間だと公言してるような気分になるけど、今まであちこち行って、思い出す景色はもっと何気ない(=しょぼい)街の一角だったりするし、大抵は美しいことじゃなくて、普通の人がいる風景、普通の会話であることが多い。ちょっと遠目に目的地を定めてバスで向かったり歩いたりして、違うネイバーフッドを見るのもいいし、前回行った場所なら違うルートで行ってみるとか、考えてみると、ささいなことしかしてない・・。何が楽しいの?と言われれば、楽しくはないかもしれないけど、頭の中にちょっとは活き活きした地図ができてくるのが、後々だんだん形になっていって、「うん、自分はそこにいたな」と実感がわくようになる。所詮、住んでみないと面白さなんて分からない。ただ旅行してるだけの味気なさを必死に埋めようとでもしてるんだろう。そもそもアメリカに興味があるし(愛憎だけど)、日常的に接してる情報が北米経由な場合が多いのもあって、アメリカに行ってしまうのは当然な気もするけど、うーん、どうなんだろう。でも自分には、見目麗しい観光地なんてあまりないアメリカが合ってるのだと思う。

 友人知人でも、アメリカ(ハワイは除く)に旅行する人は大変少ない。NYは誰が訪れても楽しめると断言できるけど、たしかにみんなが行かないのは分かる。でもアメリカ以外のどこにもない空気、ってあると思う。みんな自分でやりたいようにやって、言いたいことを言って、他人を怖がらない。旅行者でも、人がそこで生活してる空気を感じることができる。この人、何やってんだ?と言いたくなることもしょっちゅう。まあやわらかい社会ではないので、ストレスを感じることもあるけど、好きか嫌いかじゃなくて、いろいろひっくるめて面白い。この独特な感じは、ヨーロッパのどこにもないと思う。そして言うまでもなく、日本と180度違う。本当の異文化体験ができるアメリカ。どうでしょう、行ってみたくなった?
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オフラインでも自作地図が閲覧できるアプリ

 旅行に行くとき、いまどき地球の歩き方などの分厚い本を持ち歩く人も少くなったと思う。行きたい場所や店を調べるのもネットが頼り。自分で作った地図を、携帯に入れて持ち歩くことができて、オフラインでも使えれば言うことなし。去年の旅行では、買ったガイドブックにダウンロードできる地図が付いていたのでそれを使ったけど、オリジナル地図は作れず。でもちゃんと調べればそういうアプリはもちろんあった。今回、本当にこのアプリのおかげで助かったので、ぜひみなさんにも使ってみて欲しい。

 使うのはnew My Maps Viewerというアプリ。アンドロイドにもあるかは不明、そして名前が変わったりしてよく分からなくなるしアップデートも頻繁みたいだけど、これが最新版。同じ人がいくつか作ってるみたい。まず、PCのgoogle mapで目的地にどんどんピンを挿す。googleアカウントは必要です。



 次に、ダウンロードしたアプリを起動して、googleアカウント情報を入力すると、PCで作ったマップがそのまま閲覧できる。国内ならこのままで良いけど、海外でwifi接続のみにする場合、オフラインでもこの地図を見る必要がある。そこでCache Mapから、オフラインで見たいエリアを選択して、キャッシュをダウンロード(時間はかかる)。オフライン状態のときは、ここで選択したエリアのみ閲覧可能。ズームもできる。



 エラいのは、wifi接続のみにしていても、GPS機能は働いてるので(よく分からないけど)、オフライン状態でも、地図に自分の居場所をかなり正確に示してくれて、バスに乗りながら地図をみれば、どこで降りればよいか一目瞭然。すばらしい。ただ、アプリ上でピンを挿す機能はまだついてない。でもそんなことより、私のはiPhone4だけど大変快適に動くし、下調べをがっつりやるタイプなら、必須だと思います!
 
 詳しい使い方はこちらを参考にしました。
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コーヒーをめぐる冒険

コーヒーをめぐる冒険 Oh Boy



 原題がOh Boyなのは、監督が脚本執筆中にビートルズをよく聞いていて、A Day In The Lifeの最初の歌詞、"I read the news today, oh boy"の節が頭に残っていたため、だとか。大学を中退してこれからどうする?と悶々としている主人公が、誘われるままにベルリンの町をうろうろし、出会う人々に翻弄されて、まさにOh Boy(やれやれ)の連続なので、なんともしっくりくるタイトル。邦題は、今コーヒーが流行ってるし、つかみとしては良いタイトルかもしれない。主人公がコーヒーを飲もうとしても、行く先々でことごとく失敗し、なかなかありつけない様子が、将来が見えずに手探り状態であることのメタファーになっている。

 主人公は多くを語らず、境遇は断片的にしか明かされない分、友達や父親、子供の頃の同級生など、彼をとりまく人々がやたら饒舌なのが面白い。みんなマイペースに言いたいことをブチまけるのに対して、引き気味の主人公は振り回される。その刺激の中で、自分はどういう人間なのか、少しずつ拾うように気づいていく。最後の老人との出会いでは、ドイツが今も過去と対峙している現実をみせられるが、全体的にはコメディになっていて、思わずハハハと声に出してしまうシーンも多い。ウディ・アレンやジャームッシュが引き合いにだされてるのも分かる。同じモノクロ作品として、パッとしない若者が、変人に出会って翻弄されるブシェーミ監督・主演作のイン・ザ・スープも思い出した。一番近いなと思ったのは、やはりモノクロで撮られたノア・バームバック監督のFrances Ha。モラトリアムな若者が、いろんな人に出会いながら自分が見えてくる、という悲喜劇。


子供の頃太っていた同級生と再会。昔はからかっていじめていたけど、今では「昔と違って自信がないのね」と言われてしまう。

 この映画の監督、ヤン・オーレ・ゲルスターのインタビューが面白いので、ぜひ読んでみて。たしかに、冒頭に出てくる主人公のガールフレンドが、ジーン・セバーグ!と思ったけど、偶然らしい。ジーン・セバーグの雰囲気だけど、ユダヤ人ぽい顔だなあと思ったのは、スウェーデン映画のシーモンとオークの木で、収容所を生き延びた女性を演じてたからだった。




 ベルリンは何度か行ったことがあるけど、住んでみたい都市ベスト3に入る大好きな街。遊びに行くエリアから電車で30分以内の場所でも家賃は高くないし(元フラットメイトが住んでる旧東ベルリンのアパートの家賃を聞いてびっくりした)、人口は密集してないので歩きやすく、歴史が目に見える形で残っている。いかにも旧共産圏!という感じの10車線くらいありそうな広い通りや、不自然に大きい真四角の建物(映画館)。アートや文化も盛んで活気のある街だけど、人と人の間にちゃんとスペースがある、って、理想的な街だなぁ。夏に元フラットメイトのアパートに泊まらせてもらったときにそう褒めちぎって大騒ぎしたけれど、「まあ(暗くて長い)冬も体験してみたほうがいいね」と言われて、妙に納得した。
 
 住んだことはないけど、やたらと親近感を感じる場面があった。映画の中で、主人公が電車に乗ろうとして切符を買うのだけど、機械が故障していたので、切符なしで乗車するシーンがある。私は観ていて、この先の展開が読めた。というのは・・。以下与太話。


 
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IKEAで購入

 少なくとも5年以上は行ってない、IKEA南船橋へ。着いたのは午後6時すぎ。ここの駅前、いまだに空き地なんだなぁ。時間がなくてゆっくり見られなかったけど、みなさんも経験があるように、IKEAって実際買おうと思う物って少ない。今回は、ショールームもまったくうきうきしなかったので、狙ってた物だけ購入。改めて、ここの家具ってビッグサイズ。本国スウェーデンの家にしても、アパート住まいの人には大きすぎるんじゃないかと思うくらい。



SKUBBの取っ手付きボックスは、押し入れのバッグ収納に。割としっかりしてる。
KASSETTは、無印のしっかりした同型のファイルボックスが重かったので、交換。
・99円のフォトフレームは、トイレに置く予定。
VARIERA小のプラボックスは、一応置き場所を決めて買ったものの、ちょっと微妙。でも見た目が好きなので5個購入。中がグレーのは、限定なのか?大サイズも欲しかったけど、重かった。VARIERAは人気アイテムだろうに、ショールームにしか置いてません、と言われた。最後のセルフサービスんとこに大はあったけど。
袋留めと、2サイズ入ってるジップ付き袋
・何を入れるか分からないけど、欲しかったスクエア型のナイロンバッグ。これに入れて帰ってきた。

 ファミリーに入会したので500円クーポンを使いたかったのに、クーポンを提示しなければならず、でも閉店間際でレジが混んでたので断念・・。カート(小サイズがあればいいのに)を押してレジへ急いでると、シャッターががたがたする音が。特に変わった様子はないけど、「壁から離れてください」とアナウンスがあって、地震だと知る。セルフサービスの通りにいたので、ここであの高さから家具が降ってきたらすごいことになるなーと思いつつ、慣れてしまってるので、そのままレジへ直行。気にせずに、セルフサービスの、両側に10m以上ありそうな棚の並ぶ列に入っていく人も。慣れって怖い。
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ダストボックス選び

 久しぶりの更新です。先月引っ越したのをきっかけに、今まで読んだことのなかった収納アイデアのブログなどを片っ端から中毒のように読み始めたので、そこで知ったアイテムや、収納方法などをぼちぼち紹介したいと思います。人気ブログのように美しい写真も素材もないので(デジカメめんどくさいのでiphoneだし)、知り合いへの報告、程度です。あしからず。

 まずダストボックス選びについて。今まで住んでいた杉並区では、どんなゴミ袋でもOKだったので、ぽいぽいと捨ててたのだけど、引っ越し先の武蔵野市は、有料ゴミ袋あり。管理会社の人から、大きい袋にできるだけためて捨てるという人もいる、と聞いて、いまいちピンとこなかったけれど、ようやくその意味がひしひしと分かるようになった。そして、ゴミの分別という概念も、武蔵野市に来て初めて理解した・・。プラスチック、雑紙、ペットボトル(すべてスーパーの袋で捨てても可)をきちんと分別すれば、有料ゴミ袋を使う回数を減らせる、というわけ。今まで分別なんてめんどくせー、全部燃えるんだし、と意識ゼロだったけれど、有料になった途端、せっせと分け始めるというあさましさ・・。まあ今冬に向かってるのでゴミも匂いにくいし、夏になったらそんなことも言ってられなくなるかもしれないし、ケチってるのも最初だけかな・・という気もしなくもない。

ということで、
・一番大きい40リットルの袋がいっぱいになるまで待つつもりなので、それなりの大きさ
・キッチンが狭小なので、分別ゴミ箱を並べておくのは無理=大きいのひとつ
・匂いがもれにくいもの
を考えて探しまくる。
 結局購入したのが、こちら。



 購入先はこちら。ブログを読んでいて便利なのは、誰もが話題にしている定番が分かること。アメリカのメーカー、シンプルヒューマンも、初めて知った。ステンレス製で丈夫そう。安く買って1万円なので、長く使うぞ。これはシンプルヒューマンの商品の中で、唯一サイズがぴったりだったので購入。



 幅広のバーをタッチすると、ヌッと開く。ばーんと大きくは開かないので、開けてもここまで。閉めるときは自分で押して閉めます。これが嫌な人もいるらしく、ひとりですーっと閉まるのがいいという意見もあるけど、閉めるのも、少しカチっと音がして、閉めた!という実感が。当然インナーボックスがあって、そこに袋をセットするんだけど、これ30リットルなのに、ご覧の通り40リットルの袋が、懸命にぶら下がってるような格好に・・。縦長だから、ゴミ袋の形と合ってない。まあいいか・・。おされな専用袋がついてきたけど、いつ使おう。
 パッキンはついてないので、匂い漏れは本当のところ、どうだろう、だけど、生ゴミは2重にしてしっかり縛って入れるので、今のところ全く気にならない。
 欲を言えば、キャスターがついてると良いんだけど、どうしても気になったら、スノコに足つけてそれに乗せるという手もある。引っ越してから2週間ほど、大きなゴミ箱がなかったので、到着して嬉しい。

 ほかのダストボックスだと、ブラバンシアというのも有名らしい。でも大容量は丸いのしかないので見送り。いろんなものを見たけど、パッキン付きってあまりないのね。

 横開きなのでこれもいいかなーと思ったけど、ステンレスじゃないので却下。でもこういうタイプは珍しい。

 無印で再販した密閉ダストボックスは、おお!と思ったけど、タッパーウェアのようなつくりで、開けにくいのなんの。これはどうやって使うんだろう・・。



 実家で母が使っているのは、家庭画報の通販で買ったという無臭ゴミ箱。生ゴミも入れてるけど、リビングに置いててもたしかに匂わない。これも丸かったので買わなかったものの、たしかに無臭。派手に売られているものらしい。こちら

 シンプルヒューマンは燃えるゴミ用なので、プラスチック用と雑紙用が必要。プラスチック用は、前から使ってる無印の分別ダストボックスを、洗濯機の横に置いて使用中。雑紙は・・。紙袋に入れて部屋に放置中。余裕ができたら考えよう。
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ダニエル・クロウズ「ザ・デス・レイ」発売

 ダニエル・クロウズの邦訳の最新本、ザ・デス・レイが発売されました。中綴じ(背表紙なし)のソフトカバー、というか、カバーもなし。いわゆる従来のぺらぺらのコミックブックの、紙がしっかりしてるバージョンです。頼りないといえば頼りないフォーマットなのに(その分、安いよ)、なぜこの形で出版されたかというと、この作品が発表されたオリジナルのフォーマットに合わせているからです。形だけでなく、紙から色調から、可能な限りどこまでも元のコミックブックを再現している。なんてことは商品情報に書かれてないし、そもそもコミックブックなので、部数が限定されてるうえ、日本ではごく一部の人しか手に入れてないはずなので、どうしてもネタバレ?したくなり・・。


 まず表紙。オリジナルは2004年発行の、ダン・クロウズのコミックブック・シリーズ、Eightballの#23なので、このときにはDeath Rayというタイトルはついてない。このタイトルができたのは、2011年にDrawn & Quarterlyからハードカバーで復活したとき。下の写真が表紙だけど、こちらはちょっとダサい・・。 ちなみに、ダンは#23以降、このフォーマットで作品を発表していない。オルタナにおいて、コミックブックが少なくなっているあたりは、以前に書いた記事を。

左:オリジナル 右:邦訳


2011年の復刻版


中身は、写真のようにグリッド状だったり、2ページブチ抜きのイラストだったり、2色刷りだったりフルカラーだったりと、いろんなスタイルを使ってストーリーが進む。このページは、文字がうまいこと入ってるなあ。


 オリジナルの裏表紙には、バークレーの住所がまだ書かれている(現在はオークランド)。邦訳本のクレジットは、もちろんダンによるレタリング。値段の後ろの吹き出しに書かれてる文章は、オリジナルも全文見えないけれど、ちゃんと訳してある。

 見事な完コピ(賛辞!)であり、オマージュになっているのが分かるでしょうか。デス・レイは、特に色が好きだったので、ここが再現されているのが嬉しい。

 内容は、プレスポップの商品情報や、キングジョーさんによる解説をぜひ。オルタナの雄、ダン・クロウズがスーパーヒーローを描いたらどうなるか?という、ファンにとってちょっとどきどきするネタだったけれど、かなり現実的な展開。元々内気な少年が、タバコを吸うことによってスーパーパワーを手に入れる。唯一の親友と、周りにいる、非常識でムカつく人間をデスレイで消していく。最初のころはパトロールのつもりで、街に出ては知らない人間もターゲットにするけれど、決して世間に知られるまでの派手な行動はしない。デスレイは手放して、元々の人間嫌いの傾向を助長しながら中年男になる。もし本当にデスレイがあったら、現実的にこうなるだろうな、という意味で、全くドラマチックじゃない。ダンの作品の語り手はほぼすべて厭世的で人間嫌いだ。彼らのような、一般的に好ましい人物ではない人が、淡々と本音を独白するというスタイルで、かつ、最終的に人間として成長するわけでもないのに面白く読めるのは、小説や映画では実現しにくいと思う。ポップなコミックだから、むき出しの黒い本音が中和されるという意味で、漫画にしかできないことかもしれない。

 邦訳を読んで気づいたのは、ああ、だからこの手の作品はグラフィック・ノベルと呼ばれるんだな、ということ。英語で読むと「ノベル」を意識しなかったけど、日本語だと、「ノベル」感が強い。これはあらたな発見だったな。

オリジナルを手に入れた2004年当時はグラスゴーに住んでいて、オルタナのコミックブックが買える店がなく、ストックホルムに旅行で行ったときに買った。一応コミック店を調べてはいたけど、ぶらぶら歩ける範囲に3つもコミック店があったストックホルムは良い街です。
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