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Day 4 Portland アムトラックと巨大書店とファミレス

早朝にポートランドへ帰る。ホステルから歩いて15分ほどというアムトラックの駅に向かう。楽しみにしていた初・列車の旅。地図でみると分かりやすいのだが、まずローカル線のホームにたどりつき、となりにはアムトラックの駅とおぼしき古い建物があるも、閉まっていて、中にいた黒人のおっさんに首を振られる。いったいどこから乗るんじゃい・・と人に聞きながら探すうちに発車時間がせまる。大回りしてステーションにたどりつくと、並んで乗車券をもらうようになっている。まったく通りから乗り場が見えないので焦った・・。時間に余裕をもって行動しましょう。
アムトラック車内は、とてもきれいで快適。売店もあるし、テレビがついていて映画を上映していた。路線によっていろいろな列車があるなか、シアトル〜ポートランドはCascadeというヨーロッパ仕様で、きれいと評判とか。あまり使う人がいないというバス・電車ですが、グレイハウンドバスは危ないというし(路線と時間帯によるが)、こないだカナダでは隣の乗客の首ちょん切り事件もありましたね。写真を見たらグレイハウンドでしたよ。

アムトラックはこれっぽっちも危険な香りはせず、ヨーロッパの長距離電車のよう。3時間で、運賃は時間によって変動するけれど、28ドル〜47ドルとお値打ち。ちょうど海側の席だったので、景色を見ながらうとうとする。デジカメが生きていれば、世界の車窓からごっこしようと思ったのに。



ホステルに戻って部屋を移動。今夜はクイーン個室。フロントのスタッフに日本人女性がいるのに気づく。こちらの大学を卒業してインターンとして働いているそう。この日は川を渡らず歩ける範囲を散策。まずジンとコミック巡りの旅として欠かせないReading Frenzyへ。おおやっと来ましたー。予想では、大量のジンとコミックで雑然としている、だったんですが、思いのほかすっきりとセレクトされている様子。荷物をレジに預かってもらって黙々と物色。ネットで見たけど中身を見られないのでもんもんとしてたブツや、マルジャン・サトラピ(ペルセポリス)のコミック、他愛なさそなDIYコミックなどをごっそり抱える。ニキ・マクルーア特集をしてたのか常設なのか、彼女の作品がたくさんあった。リルマグさんでも売っているものも多く見かけ、おおリアルタイムなんだなと。シカゴでジンを作っている友人に、オレのジンあるかチェックしとけ&なかったらリクエストしろ、と指令を受けていたのだが(見つからなかった)、店のartyな兄ちゃんがそんなに感じよくなかったのでリクエストはやめといた。
また隣のHalf&Halfでサンドイッチとサラダ。さすがパン食人種なだけに、サンドイッチは外国で食べたほうがうまいですね。この通りのうらにあるJackpot Recordsへ。CDはとくに見る気はなかったので、イェンスのCDが面だしになっているのを確認して退店。



そしてポートランド名物の巨大書店Powell'sへ。1ブロックまるごと本屋さん。世界一かアメリカ一か忘れたけれど、とにかく一、二を争う規模だとか(NYの中古書店Strandも)。ピンク・ルームとか、ゴールド・ルームなど色別にジャンルが分けてあって、広大ながらもわかりやすい。階段を上ったり降りたり不思議なつくり。スタッフはフレンドリーだし、カフェもあり、地元に根付いている雰囲気がよくわかる。カフェはもちろんスタバじゃなく、World Cup Coffeeというポートランドに3軒ある地元チェーン店。ホステルの目の前にも1軒あったので毎日行った。この街にはそういえば、ローカル・ビジネスを潰すと悪名高いBarns&Nobleがひとつもない(郊外に出るとあるらしい)。Border'sはあったけれど、とにかく地元ビジネスを応援する姿勢は書店だけでなく、洋服や雑貨などの店のガイドにも書かれているほど。やはりアメリカの中では変わった街なのだろう。10年前にNYに行ったときは、スタバを併設するB&Nに入ったとき、なんて理想的な空間でしょうと感心したのも今は昔・・。

さてもちろん向かうはコミックコーナー。天井まである棚にどっさりあります!ああ天国。もちろん量の多さでは圧倒的なスーパーヒーローものもありますが、ちゃんとオルタナ系も要所は揃っている。日本のMANGAコーナーもあり。ここでビニール袋に入ったダニエル・クロウズの希少本、Lout Rampage(35ドル!)を発見!一応中身を見せてもらうと、既読のものもあるけど、即買。ここではそんなに流通してない本はほかのコミック専門店に任せて、大御所系を狙う。こうして手にとって選べる幸せ・・。棚に並んでいるのを見るだけでも新鮮なのです。おおまかに物色して明日決めることにする。有名なアート作品を表紙にしたノートが並んでいて、そんなところにクラムのMr.Naturalを目にしたので、アドレス帳を購入。そういう存在なのか? クラムは死んでしまう前にぜひ一度生きた姿を拝みたい。

オースターの新刊がでていると思ったので探すと、オースターの前にどっかり座り込んでいる人がいたので退散。Sweet Dreamsでも触れていた、スフィアン・スティーブンスが序文を書いているThe Best American Nonrequired Reading 2007(ベスト・アメリカンなんとか〜シリーズで、コミック特集もある)も見かけたけれど、これはだいぶ前に渋谷のタワレコで見たので素通る。東京にあるものを買っても仕方ないですが、こちらの旬の情報を書店の店頭で得るのはなかなか難しいですね。

1階の雑誌コーナーでは、ジンをまとめて置いてあった。ポートランドですね。写真雑誌のところでは、昔よくチェックしていたBLIND SPOTやAPERTUREが目立つように並んでいる。日本でももちろん見かけることはあるけれどね・・。

街を歩いていると、アンティークメガネ屋を見つける。うちにもあるような昔のめがねがたくさんあり、これだけで店を持つって可能なんだろか?と不思議に思う。ほかにもメガネ屋に行ってみたけれど、あまり品揃えはうちと変わりないか、うちのほうがすごかった。やっぱ社長すげえな。

夜は、マディの小さいころからの親友というテイラーに会う約束になっていた。パウエルズで待ち合わせて、初対面。マディがアメリカに住んでいた20代前半までは仲が良かったそうだが、その後は連絡がとぎれとぎれになっていて、FACEBOOKで間接的に彼がゲイであることが発覚したとか、マディが22歳くらいのときに婚約したとき、テイラーはフリークアウトしたとか、そのときは知らなかった。信用できる友達の友人なのだから、心配することなし。

見た目はおおまかに言うと、ビッグリボウスキのデュードのような出で立ち。サンダルにでかいポロシャツとでかい短パン。ロンゲ。フチなしめがね。どこに食べに行く?と言われ、そんなんローカルに任せるよと言いつつ、友人にここクールだよと言われていたレストランを提案するのは彼が居心地悪いんではないかと気が引けて言い出さず。このへんかウォーターフロントかどっちがいい?と言われ、なんとなくウォータフロントと答えると、ストリートカーの最終地点まで連れて行かれ(建設中のマンション以外になにもなし。ひゅる〜)、川沿いにあるスパゲティファクトリーなるファミリーレストランへ。地元の家族連れが主な客層。テイラーはよく話す人で、適当に会話を続けるが、ウェイターをしていて、とくに何も興味がなさそうなところが多少困った。音楽は古いものしか聴いてなくて、ダスティ・スプリングフィールド、ドリー・パートン、シェールなどがお気に入り(この時点で気づいてもよかったな)。街へ戻って、自分の車でホステルまで送ってくれるというので乗り込む。もちろんBGMはダスティ・スプリングフィールド。機嫌よさそうに歌いだす。声を聴いてると、Son of a Preacher Manの人かと思い出し、知ってるよと言うと即座にかかる。せめて最後に共通点が見つかってよかったと胸をなでおろす。地元に住む人と話せてよかったし、一緒に食事してくれるだけでも有難い。まあ奇妙ではあったけれど、これも旅の醍醐味ですな。
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- at 2009/04/04 2:59 AM
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