バード近況、シカゴの旗

アンドリュー・バードの新譜情報でてます。


あれ?? なんか90年代のネオアコのジャケみたいだぞ。久々にJay Ryanのイラストを期待していたのになぁ。

トラックリストも公表されてるので、来日のときにもやっていて気に入った新曲を探したけど、それらしきタイトルが見当たらない。タイトルは変わってることもあると思うので、入ってたらうれしい。

ここ数年おなじみの固定メンバー(ドラム・dosh、ギター・ジェレミー、ベース・マイク・ルイス)と、いつもの自分のスタジオ(イリノイの田舎にある元農場)なので、大きく雰囲気は変わってないのかなぁと想像する。
個人的には前作があまりぴんとこなかったのは、録音の影響も一因だと思う。といっても私は音のことは全く分からないので手触りだけだけど、この農場録音が始まったWeather Systems以降、Armchairまではわりと音がくぐもっていたのが好みだったのかもしれない。前作は音がすっきりしすぎてて・・。




teaserとして短い映像もアップされているので観たら、ぷふー!
この着古したTシャツに描かれてるのは、シカゴの市旗なのです。私はシカゴ滞在3度目にして、こないだ初めて知ったのでした・・。しかし地元人でこういうTシャツ着てる人っているのねー。


こないだ行ったときに、これまた初めてシカゴのランドマーク、ハンコック・センターという高層ビルの展望台に登ってみた。そこのおみやげ屋さんはこの市旗グッズだらけ。今愛用中のマグ。
どうでもいいけど、日本語でシカゴは「市俄古」と表記するらしい。なんかヤンキーが使う当て字みたいだな・・。

しかし、新譜発売の3月に向けてのプロモーション活動が気になる。インタビュー記事がある程度出るといいなぁ。日本盤はどうかしらと一応前作を出したホステスのサイトを見てみたら、載ってない。出るのかなあ・・。
前作は日本の雑誌はいくつレビューが載ったんだろう。長文でバード記事が読みたいものです・・。ミュージックマガジンとか、やってくれないかなぁ。英語のレビューって読んでると頭痛くなることが多くて読みづらい(難しい形容詞がいっぱいでてくるから)。

ちなみに新譜情報をいち早く載せたpasteでは、リリースが楽しみランキングで6位に入ってる! 別のランキングでは、40歳以下の優れた音楽家○人、みたいのにもちゃんとランクインしてたなぁ。日米での温度差激しいね。

そして今年はコーチェラに参加。コーチェラは一度行ってみたいフェスだなぁ。

新譜収録曲。あれ、これ前にもブログにあげたような気がするけどいいか。

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Andrew Bird新譜&ドキュメンタリー映画

アンドリュー・バード関連でビッグニュースが2つ。知ってからあまりにびっくりして、しばらく調べ物してしまいました・・。

ひとつめは、3年ぶりの新譜が、来年3月に発売されること。タイトルはBreak It Yourself。過去3年間のライブで演奏されていたいくつかの新曲をのぞいては、詳しいことは全く分らない。あわてて過去1年のインタビューを漁ってみても、インタビュー数自体がとても少なくて、新譜について話している箇所もほとんど見つからなかった。ツアーにも参加してたSt Vincentが歌う曲があるくらいのことしか分らない。私自身、もう永らく音楽サイトなどをチェックしなくなったので(ピッチフォークのデザインが変わったのもさっき気付いた)、新譜がでたのを知ったのも、メーリングリストだった。前情報のないまま聴くのも楽しみなので、これはこれでよし。問題は次。

ふたつめは、こちらのほうが驚いたのだけど、ドキュメンタリー映画がすでにアメリカ各地の映画祭で上映されていること。タイトルはFEVER YEAR。オフィシャルサイトはこちら




前作をリリースした2009年に敢行されたツアーのライブ数は165にも達する。この期間に行われたミルウォーキーでのライブ映像を収めたドキュメンタリー。プライベートを明かさないことで知られる彼なので、監督は、ただのライブ映像ではつまらないから密着取材をしたいと持ちかけても、なかなかスムーズにはいかなかったみたい。それでも、ファンだけが楽しむ映画ではなく、ひとりのミュージシャンと「一緒にいるような」感覚を味わえるような、音楽だけではなくストーリーを伴った作品に仕上がっているとのこと。


Official Trailer (2:45) from Andrew Bird: Fever Year on Vimeo.


タイトルのFEVER YEARが示しているように、この年の間、彼は少なくとも150日は40度近くの熱を出しながらライブをこなしていたというから、華氏摂氏変換をして驚いた。いつもぶるぶる震えてて、まるで小鳥みたいだったよ、と話すツアーメンバーのジェレミー。年の終わりにはついに病院に行ったものの(遅!)、原因はわからなかった。「動物は環境に順応するために進化していく。熊や亀が冬をしのぐために体温を下げるみたいに、熱がでたのはライブをやるのに必要だったからかもしれない」「自分がこの1年、単に病気だったのか、それとも人間とは代謝の違う何か別の生き物になったのかわからない」。まるでAnonanimalで歌っている I will become this animal Perfectly adapted to the music hallsを地で行く事態に・・。

では彼は一体大丈夫なのか??という疑問もわいてくるけれど、監督は、全然心配してない、という。映画の中で「熱がない状態でやったライブは3つか4つくらいしかない」と笑いながら話すシーンもあるらしく、心身ともに、元気だと分ってほっとする。
彼が来日したのは2010年2月で、その時は、ツアーは疲れたのでしばらくは大規模なツアーはやらないし、休みたいと話していた。有名になる前から、異常な数のライブをこなしてきたので、お疲れなんだなぁと思ったくらいで、前年に毎日のように熱出しながら演奏してたとは露知らず。2度もハワイでライブをやってるのは、休暇を兼ねているだろうなとは思っていたけれど。




監督は10年来の付き合いで、ImitosisやLullのビデオを作ったXan Aranda。長いツアーをやらずにアルバム作りに専念するため、埋め合わせにライブ映像を作ろうと考えたのはバード本人。有名な映画監督にも打診したものの、しっくりこなかったので最終的に彼女にオファーがきた。ただのライブ映像集だけでは面白くないと思った監督が、気軽にプライベート映像を撮らせてくれないバード氏を説得して、どうにかドキュメンタリーに仕上げるには、旧知の仲でも難しかったとか。それがよくわかるやりとりがある。

監督はある日バード氏に電話する。
「今日は何してるの?」「レコーディング」「私たちも行きたいんだけど?」「2時から3時の間ならいいよ」「あなたは何時に着くの?」「9時」「じゃあその前に家に行くからね」

「彼はこういうのは苦手なので、少しづつこじあけていくのは大変だった」
もともとドキュメンタリー風にするのは彼の意図するとこではなかったし、そもそも普段からオープンなタイプではない。想像するに、yesともnoとも言わない調子で進んでいったのだろうなぁ。監督自身も、この映画は、観れば彼の人となりがわかる、ような作品ではないと話している。それでも、彼女の努力で、音楽にすっかり病的にはまりこんでいる一人の人間の姿をみることはできる。監督いわく、「肉体的にも個人的にも、ビジネスにおいても彼にとって辛い1年だった。それって人間だれしもが身に覚えのあることじゃないかしら」。葛藤するひとりの人間をみて何かしら感じるところがあるのは、もちろんバードファンだけじゃない。彼の創作の過程で自身に起きる変化や感情を、観客も追体験するような仕上がりになっているのかな、と期待してしまう。




バード氏は創作するうえで、ライブ演奏は欠かせないとよく話している。その都度、即興でいろいろ試しながら試行錯誤する。無難でミスのない演奏、が耐えられないらしい。それはソロのときだけでなく、バンドと演奏するときも同じ。なので、ライブごとにアレンジが違うのはあたりまえで、当然観ていてスリリングだ。来日時はソロだったので、複数の楽器をとっかえひっかえしつつ、同時にループも操るといった具合で、観ていて、うわぁ、これを一人でやるってすごいな、と思った人は多いと思う。たしかにソロのほうが、よりエネルギーがいるらしい。でもバンドの時も、ソロのときとあまり変わらない、というか、任せられるバンドメンバーが周りに控えているので、かえって自由に爆発するような勢いがあり、初めて観たときはびっくりした。

この人壊れちゃわないかな??

よく、バンドがトランス状態になったように無我夢中で演奏する様子を「だしきってる」と言ったりする。爆音を出すロックバンドが髪を振り乱して汗だくになりながらギターを叩きつける絵が思い浮かぶけれど、バード氏の爆発は、そういう「だしきった感」とは全く違う(まあ頭は振るけど)。叫んだり楽器をかき鳴らすというマッチョな爆発ではなくて、バード氏の場合、体自体が「楽器」なので、没頭するあまり、彼自身が壊れてしまいそうな気がしてハラハラするのだ。これはトレードマークの口笛のせいもあるけれど、あの細すぎる体がぶるぶるして、全身から音があふれ出ているような錯覚。I'm what I doとはバード氏の言葉だけど、彼が言うと、物理的に、literallyにそのままだな、と思う。あまりにミュージカルすぎるのだ。

見た目も話し方も全体的に落ち着いた人なので、音楽へののめり込み具合は半端じゃないのに、あまりクレイジーに見えない。でもやっぱり、40度の熱を出しながら毎晩あの演奏をするのは、普通はありえない。まわりのメンバーも、「震えてはいるけど、まともだったし、第一彼がキャンセルしたりしないから」と言っているけど、高熱を出しながらも倒れない、ってどんな状態なの? 本当にしばらくのあいだ、「ライブをやるのに完璧に適合した生物」、に進化していたというのも、あながちウソじゃないかも! この期間を映像に残しておこうと考えたバード氏はちょっと冴えている。


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さて、この映画は今のところ、残念ながら映画祭のみでの公開となっている。9月のNY国際映画祭を皮切りに、北米各地の映画祭をまわる予定が来年まで続き、海外ではコペンハーゲンでもすでに上映された。バード氏の意向で、ソフト化も従来の劇場公開もしないつもりとか。監督は、リクエストがあればできるだけいろんな映画祭に持っていくつもりだし、実際にソフト化の話ももちかけられている、とのことだけど、権利はバード氏にあるので、気が変わらない限り、映画祭という非常に限られた機会にしか観ることができない状態だ。

私も今まで、バンドが観たいからと海外まで出掛けていたけれど、そうしょっちゅうもやってられないので、なんとかソフト化してくれるのを願うばかり・・だけど、難しいかもしれない。なにしろ、バード本人はこの映画に関しては一切ノータッチと決めている。これがもう、本気でノータッチなのですよ・・。頑なな人だ・・。こうなったら、日本で観られるようにどうにかできないか・・と考えてしまう。

以下は、私のおおいなる愚痴なので、あしからず。
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バード近況&イェンス観に行くよ

久々のバード情報。ちゃんと追ってますよ。

最新情報では、感謝祭に合わせて公開される、ジェイソン・シーゲルとエイミー・ダムス主演のThe Mappetsという映画のサントラに参加しているとのこと。マペット・ショウやセサミストリートに登場するカエルのkermitが歌うIt's not easy being greenという曲をカバーしている。オフィシャルサイトから聴けるよ。




渋いオリジナル。歌詞は、「グリーンでいるのは楽じゃないよ、ほかの色だったらよかったかも。でも考えてみたら、やっぱりグリーンが一番いいんじゃないかな」てな具合。バード先生いわく、「この曲は自分は人と違っててもいいってことを教えてくれる。ちょっと誇大妄想にふけりながらも、最後には謙虚になる、っていうカーミットらしい歌」なのだそう。




セサミストリートでの、クッキーモンスターとの絡み。クッキーモンスターってアホだなー。セサミではカーミットはレポーター役としてでてくる。いつもべらべらしゃべって困ったり怒ったりしていて、なんだか人間くさい。

昔のセサミはミステリアスで、およそ子供番組と思えないような内容だった、今でもトラウマになってるとバード先生は回想している。レコードにはなってないけれど、以前ここでも紹介したセサミのアルファベットソングのカバーも素晴らしい。このオリジナル、この時期のをアルファベット全て聴きたいと思って、youtubeに映像あげてる人に問い合わせたことがあるけど返事がなく、諦めた。すごい哀愁たっぷりだったり、単純に曲が素晴らしい。




 

ひたすら自分を高めるべく邁進する先生・・的な歌ですね。



こちらは6月のブルックリンでのコンサート。新曲やってます。



最新インタビューによると、来年の早い時期に新しいアルバムがでるそうです。前回が2009年の1月だから、3年ぶりになるのねー。



来月から行く予定のアメリカ放浪旅行のあいだに、東海岸バードツアーがあることが判明し、行くかどうか迷っています。しかし最近はほんとに地味〜なところでばかりやってる。私がねらってるのは、NY州Rochesterという街。聞いたことないよ。ちなみに州は同じだけれど、あのニューヨークとは電車で5時間も離れたところです。ライブはソロで、前座にDOSH兄さん。ちなみに会場は普段は結婚式とかプロムとかやるとこだそうで、きれいでこじんまりした品のいいステージでした。もしかするとテーブル席だったりしそうな。けっこう前からチケットはでてるけど、まだ売り切れてない。



今度の旅行は3週間ほどになるので、いろいろイベントがひっかかってる。なんとイェンス・レークマンがちょうどサンフランシスコでの滞在とぴったりマッチしてるので、さっそくチケット買いましたよ。行くよーって言ったら、ゲストはもう埋まっちゃってるから、早く買わないと売り切れるよ!て警告されたので。ほんとに、イェンスのライブはある程度の都市なら速攻売り切れるのだ。場所がこれまたヘンなとこで、科学館?みたいなとこ。LAではなんと葬儀場? パラマウントの敷地内にあって、ハリウッド関係者御用達とか。ライブもやってるみたいで、イェンスの数日前はブライトアイズのコンサートが。気になってもっと調べてみたら、ワシントンDCではシナゴーグ(ユダヤ教会)で・・。普通に土曜朝のシャバット・サービスとかやってるとこ。でもアニ・ディフランコもライブやってるという。わざとこういうとこ選んでるな!さすが!

イェンスは5年前に東京で会って以来。なんかもっと前のような気もする。東京だったらどんなとこがお好きかしら。屋形船!とか?


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バード近況


先日行ったライブで、バード検索でここに来てくれた人に会い、最近書いてないけど、もう興味なくなったんですか?と言われたので、挽回するためにまとめて報告。去年2月の来日時に、「2,3年はツアーはやらないと思う。もう歳だし疲れた」と話していたので、しばらくは大きな動きはないのだろうなぁと思っていたら、やはりライブ予定はぱらぱらという感じで、ちょっと休憩中のようです。

夏のフェスシーズンは、目玉はk.d.ラング!な小さなフォークのフェスなどに出演するようで、今までやってきた大手のロックフェスなどからは距離を置いてるようにみえる。ヴァーモント州で行われる「自然と一体になろう!」的な、集団でヨガやったりするイベントもある謎のフェスにもでるみたい。素敵な傾向だと思います! ちなみに、k.d.ラングのCD持ってたけどね・・。90年代にけっこう売れてたカナダのレズビアンのシンガー。

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マーチはちょこちょこ更新されていて、購入したのはこちら。

 


左はThe Ballad of the Red Shoes(2005)。お母様のベス・バードさんがイラストとストーリーを担当した小さなブックレットと、息子アンドリューのバイオリン曲CDのセット。日本でも知られている「赤い靴」と似たような話。血のように赤いダンスシューズを手に入れたダンス好きの女の子が、狂ったように踊りだす靴のせいで両足を失くしてしまう。
ちなみにバード兄弟は4人で、一番上の兄は子供のころから自閉症で入院していて、3人兄弟のようなものだっとか。母は子供たちみんなに楽器を習わせてカルテットでも・・と目論んだが、続けたのは3男のアンドリューだけだった。

右はライブ音源、アルバム未収録曲、別テイクなどを集めたfingerlingsシリーズ第4弾。シカゴの教会で行われたgazelligheid showのライブ音源。ライブで毎度ステージに設置されているあのホーン・スピーカーがわらわらとたくさんある中でのソロ。これは実際ライブで観ないと雰囲気つかめないなーとは思う。Useless Creaturesからの曲を多数収録。

これでUseless Creaturesのアナログ以外はすべて揃えたー。




2009年シカゴはSchubasでのチャリティライブの告知ポスター。今まで観た5つのショウの中ではぴかいちだったので、記念に購入。トランクの中に詰まってるのはみな生き物。これが特大サイズなんで、どこに貼ろうか検討中・・。

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そしてちょうど去年の来日の後すぐにあったと思われる、TEDというカンファレンスに出演した映像もご紹介。TEDは、カリフォルニアで行われているイベントで、テクノロジー、エンターテイメント、デザインの3つを柱として、その業界で活躍する人々が新しいアイデアを発表・共有しようという催し。デヴィッド・バーンや、デイヴ・エガーズなども去年登場している。

6分過ぎに、タイトルはまだないよと演奏を始める曲は、fingerlings 4ではOh Baltimoreと題されているもので、来日時に聴いたときにもいい曲だなとすぐに思ったので、次のアルバムかなんかに入るといいな。
ここで彼が話している内容は、なかなかに抽象的な話で、ちょっとわかりづらいというか、訳しづらい・・。英語字幕があることをエクスキューズにサボってしまいますが、ごめんなさい・・。やっぱりアーティストって程度はあるにせよ、オブセッシブでないとやってられないみたいですね。
最後のほうの発言はちょっと彼らしいかもしれない。「ソングライターはいいね。データとかリサーチとかせずにクレイジーなこと言っても許されるから。でも無謀なアイデアは今の世界では少しは必要とされてるんじゃないかな。」

この映像に対するコメントを追っていると、TEDで演説をぶる人たちはみなやたら流暢でこ慣れている中で、彼は淀みながら喋っているのが好ましいと書いている人がいた。ソングライターっていいねw。


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バードの輪 〜 返事がきた!

父のお葬式などすべて終えて、もう辞めてやる度が一層高くなった職場に居続けるのもしんどい毎日のなか、自分にとって久々にほくほくする出来事が。




何度も書いてる気がするけど、アンドリュー・バードを聴くきっかけになったのは、ジェフリー・ブラウンという人の描いたThese things These thingsという漫画だった。彼は自伝漫画を描いている最近の漫画家の中でも特に知られていて、(本物の)ガールフレンドとのスレ違い、セックスなどの恋愛沙汰を赤裸々に描くので有名になった人。本人はBarns&Noble(米大手書店チェーン)のCD売り場で働いていたのもあり、典型的なインディー好きらしく、The New PornographersとかLowとか、いまどきなミュージシャンの名前もちらほらでてくる。そんな彼がバードを大フィーチャーして描いたのがこの漫画。

始まりは2002年。内容はというと、これといったストーリーはなく、友達と恋人の中間でぐずぐずしている相手、ソフィアとのあれこれを軸に、日常風景が続く。写真は、クリス・ウェアのCDジャケをみて、ふーん、アンドリュー・バードか、と発見するところ(CDはAndrew Bird's Bowl of Fire時代のOh! Grandeur)。試聴を頼むが断られて購入。そして、



気に入ったジェフリーは次にJay Ryanによる最初のジャケがついている、Weather Systemsを購入。ある日いつも何時間も粘って絵を描いているカフェに行くと(もちろんそのカフェにはいいな、と想いを寄せている店員がいる)、



何やら気になる歌がかかっている。歌詞をみるとその曲は11:11なんだけど、店の誰に聞いても誰のなんていう曲かは判明しない。そのあと、カフェのほぼ向かいにあるインディーレコ屋、Reckless Recordsでも店員にguessしてもらう。ルーファス・ウェインライトみたいな声で、音はもっとバロックじゃないやつ。ジェフ・バックリー?違う。デヴィッド・バーン?違うなあ。わかんないや、ごめんね。

そして時が過ぎ、ある日続いてJay Ryanがカバーを描いてるEggsアルバムを手に入れる。聴いていると、あれ、あのカフェで聞いたやつに似てるぞ・・。そして唯一持ってなかったThe Swimming Hourに、当の11:11が収録されているのを発見し、めでたしめでたし。そのあとも、いくつかの曲の詞を自分の心境に反映させて抜粋したりしている。

アンドリュー・バードの曲調ががらっと変ったのはWeather Systemsからだけど、最初にやっていたジャズっぽいBowl of FireとWeatherの間にいるSwimming hourからの曲を、すぐにバードだと気付かなかったということ。たしかに、Swimming hourは、ちょうど過渡期という感じで、ほかのどのアルバムにもない雰囲気があり、適度にポップで適温に古めかしい。実は全アルバムの中でも、これはかなり私は気に入っている。漫画のタイトル、These things These thingsは、Swimming hourに入っているHeadsoakからの引用。この曲は私は本当に好きで、バード・クラシックの一つだと思っている。最近のライブでもアレンジを少し変えてよく演奏しているみたいだけど、なんか歌謡曲みたいでやたら体に馴染むんだよなぁ。

で、前置きがえらい長くなってしまったけど、バードファンになってからというもの、ジェフリーに手紙を書きたいと何年も思い続けていて、先日ついに筆をとったのだった(いや、Eメールだけど)。インタビューさせてもらえたりしたことを伝えたくて。ほんとに、これを読まなかったら、30歳超えてから同時代ミュージシャンにこんなにハマることなんてなかったと思うから。といっても、特にジェフリーの音楽の趣味と自分の趣味が呼応しているとは全然思わなかったし、とりあえず出たら買うし自伝ものに限っては全部読んでいるし好きだとはいえ、彼の漫画の大ファン!ともいえない。でもなぜか頭に残って気になっていた。こんなに一人のミュージシャンを集中的に描くものも少ないし(漫画の終わりにバードCDの紹介コーナーがある)、なんせドキュメンタリー調は私の好物なのだ。一応ほかにも聴くようになった背景はあって、漫画を読んだあとに、pitchforkにでていた記事のせいもある。頭を振り乱してる写真がついていて(ticやってるとこか)、Midwest(中西部)の音楽シーンはクールなんだぜ、みたいなことを話していた。コミックのせいでシカゴが気になっていたから、そこにもひっかかった。しかしこの記事どうしても見つからないんだよな。

で、私の体験の顛末を長々と書いて送ってみた。すると翌々日にお返事が。すごく喜んでくれているようで、人生にはいろいろなことが絡みあって、そこから、意外にひょっと大切なものが生まれたりするんだよねぇ、と。たしかに彼は大のバードファンで、漫画で紹介のようなものを描いたけれど、それを読んで見事に感化された人もいるわけで、まあ知らないところでいろんな結果が生まれていると思うと面白い。そして、その結果のひとつをちゃんとfeedbackしたかった。常日頃思うのだけど、やっぱり与えられたら返さないと、ね。

返事なんて半年後だろうとタカをくくっていたので、意外に素早くてうれしかった。というのも、たぶんほんとに好きだから、なんだろうな。ジェフリーのマイスペを覗くと、少ないTOPフレンド枠にバードが入っていたりする。インタビューで聞いたところ、この漫画について本人から直接コメントが欲しい!と粘られたらしいので、ジェフリーはたぶん強烈な(akaちょっとしつこい)バードファンに違いない・・。彼らは直接一緒に仕事をしたことはないけれど、いつの日か、ポスター描いたりしてなんか絡めることがあるといいなあと願う。それ絶対欲しい!
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これを見せたくて

久しぶりなのにこんなんですいません。

韓国系コメディアンMargaret Choと組んだPV。
もっともコミカルな鳥の姿を目撃せよ!
ドラキュラメイクが映えすぎる。



Margaret Choって聞いたことがあるよーな気がするんだが、どうしても思い出せない・・。アジア系アメリカ人でマーガレットってけっこういそうだから勘違いかしら。余談だけど、英語名を名乗るアジア人のネーミングってなぜ古めかしいのだろうか。ヴィヴィアンとかさ。

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The Giant of Illinois

 

Dark Was The Nightという4ADのコンピに、アンドリュー・バードのThe Giant of Illinoisというカバー曲が収録されている。これはJay Ryanの画集の序文にも書かれていたけれど、Jayがこの曲知ってるか?とThe Handsome FamilyのThe Giant of Illinoisを聴かせてくれたのがきっかけだとか。この歌詞を聴いたとき、
「半分可笑しいような、切ないような、まるで小さいネズミが小さいボクシンググローブで自分の横隔膜をパンチしてきたときに漏れるような、クエスチョンマーク抜きのHuhという声が思わずでてきて、Jayのアートを見たときにも同じように反応してしまうんだ。」

このイリノイの巨人のニックネームをもつのは、Robert Wadlowという1918年生まれの実在の人物。272センチもあった彼は、サーカスとともに各地を回る人気者だった。足にできた水ぶくれが原因で22歳の若さで亡くなってしまう。



巨人といえば、もう絶版になってしまったジャイアンツハウス(新潮クレストブックス)という小説を思いだす。町の図書館で働く女性と、巨人症の少年の物語。相手は11歳なので恋愛とはいえないまでも、少年に対する思い入れが切ない。

小人症の人に比べて、巨人症だとなぜ物悲しい感じがするのかなぁ。ちなみに、最近観たかっこいい小人は、ヒットマンズ・レクイエムにでてくるアメリカ人俳優役の人。この映画、ストレートビデオと相成ったDVDの中でも去年一番面白かったというので借りて見たら、たしかに面白い。ベルギーはブルージュを舞台に、ロンドンの殺し屋たちが間抜けで悲しい最後を遂げる話。っても、ヨーロッパ版レザボアドッグスみたいな間の抜けた会話で構成されてるので、笑えるけれど、やっぱりメランコリックな作品。めちゃめちゃ安っぽいロンドン訛りで好演しているレイフ・ファインズがみどころ。この人最近あんまりいい役まわってこないね。愛を読む人もそんなに印象残らなかったしな。別に劇場公開しなくても文句はいえない内容(宣伝しにくい、受けにくいという意味で)だけど、映画業界で働く友人が、まさに劇場公開を見送った張本人だった・・。ちなみに彼はAdamはクソつまんねーと吠えてました。

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最近の音源(鳥関連)



4月にリリースされるDOSHのアルバムに収録されているバード参加曲が聴けます。
初期のジャズ時代にやっていたようなボーカルスタイル。



ニューオリンズに古くからあるPreservation Hallへのベネフィット企画として、専属のジャズバンドと、ルイ・アームストロング、トム・ウェイツ、My Morning Jacketのジム・ジェイムズなどのミュージシャンがコラボレートするCDが発売されてます。鳥も参加。

NPRでジョアンナ・ニューサムのアルバムを全曲試聴できる。なんか、パッ!と気になる曲がないー、けれど、もちろん買わないと。Have One On Meってタイトルがすごくかっこいい。

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もしかすると

昔は「風邪気味」の意味がわからなかった。風邪をひくとき=熱がでたときで、鼻水咳喉の痛みなどが続いて治らない、って何のこと?、って(ちなみに胃痛の意味もわからなかった)。でも今回初体験。うーん、こういうことだったのか。

最近読みたいもの、読んでるものが多すぎて忙しくinput中。面白かったことはしっかりoutputします、したいです。たまった映画も観ないと・・。一人じゃ消化しきれん。

例の刺繍レター、ちゃんと部屋に飾って(超几帳面)、訪れた友人たちにもcoolest thing everと評判だそう。やっぱもらったら面白いよね。てことで、バードオフィスにもひとつ送りつけちゃる、と住所を地図で調べてみた。泊まった友人宅の住所と郵便番号が同じ(今度は間違えないようにしないと・・)だし、近所らしいとは知っていたけど、地図を見たら、徒歩5分の近さ。オフィスの建物の前を歩いてたよ。マディたちと行ったlula cafeも、このオフィスから1ブロックほどしか離れてない。だから常連なのか。それにしても近すぎ・・。

これは私の勝手な推測なんだけど、フジに来るかもね、とひそかに予想しています。全く活発でない海外の掲示板に、あるフランス人が書き込みをしていて、彼いわく、こないだのライブでバードはしばらくパリには来ないって言ってたんだけど・・と残念そう。レスに、バンドメイトたちが忙しいからツアーはできないんだよ。噂では、アート絡みでなんかやるとか、映画のスコアを書くらしいとか言われてるけど、とのこと。DOSHは今年アルバムがでるらしいです。たしかにみなそれぞれ個人活動してる人たちなので、そんなにしょっちゅうツアーできないことになるんですね。

パリでは率直に、もうしばらく来れないなんて言ってたらしいけど、東京では、もっと来られるようにするよ、とはっきり言ってた。誰かがフジロック!って叫んでましたが。ツイッターで得た情報によると、トイレで遭遇したとき、フジに来てね!というと、lovelyって返されたそうです。ライブ後に話したときは、あれとかこれとかのフェスには出るけどと名を挙げていたものの、忘れた・・。そういう話はあるにしても漏らさないよね。

まあ根拠はそれだけなんだけど、可能性はちょっとあるかも。うーん、うれしいような面倒なような。もしフジでやるようなことがあったら、テントがいい。レッドとか。彼自身、フェスでは普段ライブハウスでやるような細かいことができないから、野外用のアレンジでやると言っていたけど、観るなら屋内がいいなぁ。

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補足、ジョアンナ

バードライブといえば、あの生き物のようなホーンスピーカーが名物だけど、あれを使ったソロライブも一度観てみたい。バイオリンの音を、バンドライブでもよく聞えるように作ったらしい。あ、ソックモンキーはひっそりと後ろで座ってました。

スペースシャワーで収録があったようなので、放送されるはず。といってもいつか分からないし、もう終わったかもですが・・。youtubeに上がらないかな・・。interFMも関わっていたということで、2日にラジオ放送もされていたみたいですね。

キセルは全然主演に対してコメントがなかった。ちらっとでも触れればええのに。

取材がいくつも入ってたようなので、これから続々でてくると思われます。なにか見つけたら教えてくださいねー。私も発見し次第お知らせします。音楽誌以外だと何に載るんかな。ファッション雑誌とか・・(↓)。ネットではまだ見つからないなぁ。私のあとにやっていた人は、Noble Beastのデラックス盤を初めて見て、わぁ〜てゆってた。そういう感じ。クアトロで初めて日本盤を観たら、クワガタではあったけど、色がだいぶ違う感じがしたなぁ。印刷は難しい。

今日はジョアンナ・ニューサムでした。待つのはいいけど、あの直立不動にならざるをえないライブハウスの居心地が、もうダメだ・・と真剣に思った。UNITて初めて前のほうで観たけど、後ろにいるとあまりにもなんも見えなくなるのは、舞台がやたらめったら低いせいなのかな。なんか規制でもあるんだろうか。
ライブはもちろん良かったけれど、もうあまり感動はなくなってきたなぁ・・。最後にファーストで一番好きな曲Peach Plum Pearをやってくれてうれしかったけど、なんか自分がテンション低くて疲れました。
ジョアンナは、友人のマディに似ていると前から思ってたけど、女優だとメラニー・グリフィスにそっくりですね。

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