Day 5 Portland

まだ終わってなかったアメリカ日記。これが事実上のラストです。2ヶ月近く前なので何をしてたのか怪しくなってきため、メモを頼りに。
現地時計に体が慣れてきて、やっとこさ時差ボケが取れた気がした最終日。この日は川の東側にあるDivison StとClinton Stを目指す。この辺も面白い店や映画館があるということで一応期待してみるるも、やはりえらく閑散としていて人が少ない。ほんとに、ストリート案内のガイドを出していることが不思議なくらい、住宅地。夜はもっと様子が違うんだろうか。Stumptownというポートランドにいくつかあるカフェへ。店内には大きな機械がどんとあって、自家焙煎している。通りに面した大きな窓も全開でテラス状態。こういう客の男女比が同じくらいで、中性的なカフェがどうして日本にはないのか。ぶつぶつ。女しかいないかわいげなとこか、古い喫茶店か、煙もうもうorクリーンなチェーン店くらいにしかカテゴライズできないもんな。


偶然入ったコミック屋で教えてもらい、zinester's guideにも載っていたGuapo Comicsは、辺鄙なところにあるので、ホステルで乗るバスを検索してもらって適当に乗る。通り名と番地だけでたどり着けるってやっぱ便利。広くてまだ作りかけ?という感じの店内はオルタナ、ヒーロー系、MANGA系(必ずある)、ジンと広くカバーしていて、アマゾンで注文しても待てど暮らせど届かず、結局手に入らなかったコミックを見つける収穫が。どっさり重いのでホステルに戻ろうと、人けの無い通りでバスを待っていると、ソーリーと高いところから声が聞こえてきた。やってきたおっさんの足には金属でできた補助足のようなものがくっついていて、身長が2m50cmくらいに。それはリハビリか?サーカスの練習か? うーんそれともこれがダニエル・クロウズのヘイト・リストにあるurban attention seeker(街にいる目立ちたがり屋)? ホステルに戻るまで30分ほどたっぷりバスに乗った。川を渡ったり緑が多かったり、丘もあって起伏があるので、なかなか快適なバスライドでした。


ホステルに戻って、今度は近所のこれまた店の集まる通りを歩いてみる。行きたかった映画館があるも、昼間は閉まっていたようで残念。まあ店はあるけれど、面白そうなところはなく、一周したところで、もう一度パウェルズ(本屋)に寄ろうと思い、ストリートカーを待っていた。すると、米国人男性が二人やってきて、隣で同じく待っていたとき、料金の払い方ってどうするんだっけ?カード使える?と聞いてきた(あとで確認すると、キャッシュを持ち歩かない習慣があるため、こんな少額でもカードが使えるようになっていた)。またしばらくすると、無料で乗れるんだっけ?と聞いてくる。たしかにポートランドのストリートカーはフリーで乗れるエリアがあり、この停留所はその範囲外だけど、チケット見せてる人ってほとんどいないし、大丈夫じゃないかと答える。なんでそんなことガイジンに聞くのさと思うけど、だれかれ構わず聞かれることがけっこうある。

車内にいるときも、近くに座っていて、良く見ると、その二人のうち黙っていたほうは、ケヴィン・スミスの映画の常連、ジェイソン・リー(めちゃかっこ良し)にそっくり。うー似てるなー、ゆおっかなーとうずうずするも、(万一それ誰?て聞かれると困るので)やっぱりやめとく。ちなみにあれこれ聞いてきたほうは、もっと痩せて若いころのケヴィン・スミスorリチャード・リンクレイター系だったので以下KSとする。私が降りようとしたところのひとつ前で二人は降りていった。

私は次で降りてパウエルズのコミックコーナーに直行すると、KSがいて、別に後をつけたわけじゃないよと言いながら、ひとしきりコミック話をする。彼もオルタナ系を好むらしく、私が前から読みたいと思っていたクレイグ・トンプソンを薦められた。クリス・ウェアは、読んでると才能がありすぎて、自分がいかに凡人であるかを確認してしまうからあまり読んでない、というのがウけた。

ずっと立ち話していたので、これから飲みに行くんだけど、行かないかと誘われ、カフェスペースにいたJLと3人でバーに向かう。すぐにJLに、似てるって言われるでしょと言うと、よく言われると答えていたので、私は正しかった。二人はナイキのデザインチームで働いていて、地元ダラスの学校からの知り合いだったらしく、偶然数年前にお互いが同じ職場で働いてたのを知ったとか。ふたりともポートランドにきて2,3年。地元の人と話がしたいと思っていたので、こんなチャンスはそうはなく、しかもコミック好きとジェイソン・リーとくればこの上ないシチュエーション。
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Day 4 Portland アムトラックと巨大書店とファミレス

早朝にポートランドへ帰る。ホステルから歩いて15分ほどというアムトラックの駅に向かう。楽しみにしていた初・列車の旅。地図でみると分かりやすいのだが、まずローカル線のホームにたどりつき、となりにはアムトラックの駅とおぼしき古い建物があるも、閉まっていて、中にいた黒人のおっさんに首を振られる。いったいどこから乗るんじゃい・・と人に聞きながら探すうちに発車時間がせまる。大回りしてステーションにたどりつくと、並んで乗車券をもらうようになっている。まったく通りから乗り場が見えないので焦った・・。時間に余裕をもって行動しましょう。
アムトラック車内は、とてもきれいで快適。売店もあるし、テレビがついていて映画を上映していた。路線によっていろいろな列車があるなか、シアトル〜ポートランドはCascadeというヨーロッパ仕様で、きれいと評判とか。あまり使う人がいないというバス・電車ですが、グレイハウンドバスは危ないというし(路線と時間帯によるが)、こないだカナダでは隣の乗客の首ちょん切り事件もありましたね。写真を見たらグレイハウンドでしたよ。

アムトラックはこれっぽっちも危険な香りはせず、ヨーロッパの長距離電車のよう。3時間で、運賃は時間によって変動するけれど、28ドル〜47ドルとお値打ち。ちょうど海側の席だったので、景色を見ながらうとうとする。デジカメが生きていれば、世界の車窓からごっこしようと思ったのに。



ホステルに戻って部屋を移動。今夜はクイーン個室。フロントのスタッフに日本人女性がいるのに気づく。こちらの大学を卒業してインターンとして働いているそう。この日は川を渡らず歩ける範囲を散策。まずジンとコミック巡りの旅として欠かせないReading Frenzyへ。おおやっと来ましたー。予想では、大量のジンとコミックで雑然としている、だったんですが、思いのほかすっきりとセレクトされている様子。荷物をレジに預かってもらって黙々と物色。ネットで見たけど中身を見られないのでもんもんとしてたブツや、マルジャン・サトラピ(ペルセポリス)のコミック、他愛なさそなDIYコミックなどをごっそり抱える。ニキ・マクルーア特集をしてたのか常設なのか、彼女の作品がたくさんあった。リルマグさんでも売っているものも多く見かけ、おおリアルタイムなんだなと。シカゴでジンを作っている友人に、オレのジンあるかチェックしとけ&なかったらリクエストしろ、と指令を受けていたのだが(見つからなかった)、店のartyな兄ちゃんがそんなに感じよくなかったのでリクエストはやめといた。
また隣のHalf&Halfでサンドイッチとサラダ。さすがパン食人種なだけに、サンドイッチは外国で食べたほうがうまいですね。この通りのうらにあるJackpot Recordsへ。CDはとくに見る気はなかったので、イェンスのCDが面だしになっているのを確認して退店。



そしてポートランド名物の巨大書店Powell'sへ。1ブロックまるごと本屋さん。世界一かアメリカ一か忘れたけれど、とにかく一、二を争う規模だとか(NYの中古書店Strandも)。ピンク・ルームとか、ゴールド・ルームなど色別にジャンルが分けてあって、広大ながらもわかりやすい。階段を上ったり降りたり不思議なつくり。スタッフはフレンドリーだし、カフェもあり、地元に根付いている雰囲気がよくわかる。カフェはもちろんスタバじゃなく、World Cup Coffeeというポートランドに3軒ある地元チェーン店。ホステルの目の前にも1軒あったので毎日行った。この街にはそういえば、ローカル・ビジネスを潰すと悪名高いBarns&Nobleがひとつもない(郊外に出るとあるらしい)。Border'sはあったけれど、とにかく地元ビジネスを応援する姿勢は書店だけでなく、洋服や雑貨などの店のガイドにも書かれているほど。やはりアメリカの中では変わった街なのだろう。10年前にNYに行ったときは、スタバを併設するB&Nに入ったとき、なんて理想的な空間でしょうと感心したのも今は昔・・。

さてもちろん向かうはコミックコーナー。天井まである棚にどっさりあります!ああ天国。もちろん量の多さでは圧倒的なスーパーヒーローものもありますが、ちゃんとオルタナ系も要所は揃っている。日本のMANGAコーナーもあり。ここでビニール袋に入ったダニエル・クロウズの希少本、Lout Rampage(35ドル!)を発見!一応中身を見せてもらうと、既読のものもあるけど、即買。ここではそんなに流通してない本はほかのコミック専門店に任せて、大御所系を狙う。こうして手にとって選べる幸せ・・。棚に並んでいるのを見るだけでも新鮮なのです。おおまかに物色して明日決めることにする。有名なアート作品を表紙にしたノートが並んでいて、そんなところにクラムのMr.Naturalを目にしたので、アドレス帳を購入。そういう存在なのか? クラムは死んでしまう前にぜひ一度生きた姿を拝みたい。

オースターの新刊がでていると思ったので探すと、オースターの前にどっかり座り込んでいる人がいたので退散。Sweet Dreamsでも触れていた、スフィアン・スティーブンスが序文を書いているThe Best American Nonrequired Reading 2007(ベスト・アメリカンなんとか〜シリーズで、コミック特集もある)も見かけたけれど、これはだいぶ前に渋谷のタワレコで見たので素通る。東京にあるものを買っても仕方ないですが、こちらの旬の情報を書店の店頭で得るのはなかなか難しいですね。

1階の雑誌コーナーでは、ジンをまとめて置いてあった。ポートランドですね。写真雑誌のところでは、昔よくチェックしていたBLIND SPOTやAPERTUREが目立つように並んでいる。日本でももちろん見かけることはあるけれどね・・。

街を歩いていると、アンティークメガネ屋を見つける。うちにもあるような昔のめがねがたくさんあり、これだけで店を持つって可能なんだろか?と不思議に思う。ほかにもメガネ屋に行ってみたけれど、あまり品揃えはうちと変わりないか、うちのほうがすごかった。やっぱ社長すげえな。

夜は、マディの小さいころからの親友というテイラーに会う約束になっていた。パウエルズで待ち合わせて、初対面。マディがアメリカに住んでいた20代前半までは仲が良かったそうだが、その後は連絡がとぎれとぎれになっていて、FACEBOOKで間接的に彼がゲイであることが発覚したとか、マディが22歳くらいのときに婚約したとき、テイラーはフリークアウトしたとか、そのときは知らなかった。信用できる友達の友人なのだから、心配することなし。

見た目はおおまかに言うと、ビッグリボウスキのデュードのような出で立ち。サンダルにでかいポロシャツとでかい短パン。ロンゲ。フチなしめがね。どこに食べに行く?と言われ、そんなんローカルに任せるよと言いつつ、友人にここクールだよと言われていたレストランを提案するのは彼が居心地悪いんではないかと気が引けて言い出さず。このへんかウォーターフロントかどっちがいい?と言われ、なんとなくウォータフロントと答えると、ストリートカーの最終地点まで連れて行かれ(建設中のマンション以外になにもなし。ひゅる〜)、川沿いにあるスパゲティファクトリーなるファミリーレストランへ。地元の家族連れが主な客層。テイラーはよく話す人で、適当に会話を続けるが、ウェイターをしていて、とくに何も興味がなさそうなところが多少困った。音楽は古いものしか聴いてなくて、ダスティ・スプリングフィールド、ドリー・パートン、シェールなどがお気に入り(この時点で気づいてもよかったな)。街へ戻って、自分の車でホステルまで送ってくれるというので乗り込む。もちろんBGMはダスティ・スプリングフィールド。機嫌よさそうに歌いだす。声を聴いてると、Son of a Preacher Manの人かと思い出し、知ってるよと言うと即座にかかる。せめて最後に共通点が見つかってよかったと胸をなでおろす。地元に住む人と話せてよかったし、一緒に食事してくれるだけでも有難い。まあ奇妙ではあったけれど、これも旅の醍醐味ですな。
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Andrew Bird Live at Woodland Park Zoo in Seattle

ぞろぞろとバスを降りて公園内のステージに向かう。ソールドアウトの看板が。芝生にはすでにたくさんの人。フリーコンサートではないものの、その雰囲気に近い、老若男女な客層。小さいこどももいる。みなブランケットやシートをひいて、ピクニック気分。持参のサンドイッチをジップロックの容器からとりだしている。前のほうで空きを見つけて座ると、あのいやな風邪の予感が去っていた。寒くも無く、気持ちがいい。

ライブが始まる前に、主催者の挨拶。もう何年もやっているそうで、スポンサーはSUBARUで、入場料の一部は動物園の運営に当てられるとか。動物に囲まれて演奏するって素晴らしいですね!と言うと、拍手が。これから演奏する二人に一番好きな動物を聞いてみました、というので耳をすますと、バードさんはカナディアン・ムースが好きなそうです。よく壁から頭部と角だけ突き出してるような剥製のあれですね。写真検索すると、この手の「オラが捕ったぜ」報告ばかり。

今回はバードさんがトリだったので、巻き毛の兄ちゃんが演奏してる間は、ひたすら旅メモを書く。終わると、若い男子二人が、ここ座っていいですか?と聞いてくる。バードさんのhuge fanだというので、もちろん詰めてあげて歓迎する。彼らはデンヴァーからやってきたそうだ。バードもいいけど、ドラムのマーティン・ドッシュが大好きだというので、私もーと盛り上がる。なんとシアトルではなく、この公園からもっと北のほうのビーチでキャンプしているという(非キャンプサイト)。潮が満ちてくるから離れたとこにテント張ってたんだけど、けっこう満ちてきて、すぐ近くに赤ちゃんアザラシが打ち上げられていて、誰かに電話するべきか迷ったという話に軽く萌える。青年っていいわー。おもむろにメガネをはずし、落ちないようにバンドを装着している。私メガネ屋なの、と様子を見ていると、片方ネジがなくて、針金で留めてある。「ぱたぱたするので、バンドつけないとね」「これ父さんのめがねなんだ。度はあってないかもしれないけど、見えるから大丈夫だよね?」・・・。朴訥!(「臨死!江古田ちゃん」1巻 第5話参照!)かけてるメガネは、最近若い男子がよくかけている、黒縁のおっさんぽい大きなやつなんだけど、普段こじゃれたメガネ屋にいると、こういうメガネに対するどうでもよさげな態度にきゅんとします。この一連の話を同僚にすると、私、その人と付き合いたいです!ともだえていた。



ライブが始まる。野外で、フジのようなデカい音響設備ではないため、少し音は小さいけれど、やはり楽しかった。バードさんを知らない人がたくさんいたと思うけれど、やはり意外なエンターテイナーっぷりで、客を笑わせていた。
Tables and Chairsという曲があり、歌詞の中にThere will be snacksという一節がある。ここがなんともヌケていて面白いんだが、ネットで観たライブ映像に、客席からThere will be snacks!!と掛け声があり、バードさんも、うんうん、スナックもあるよ、と返してたのがたまらなく好きだった。この曲の前に、うしろにいた男の子がやはりThere will be snacks!!と叫んでいて、ああアメリカで観てよかったよ・・と感慨にひたる。となりのデンヴァーっ子たちも、DOSH!!と叫んでいる。
バードさんはライブ中靴を脱いでいるときがあり、このシアトルでも脱いでいた。ベストにシャツ、黒のジーンズと地味な服装で、足元はカラフルな幾何学模様でした。男は足元まで気を配らないとね(?)。
バードさんはかなりやせっぽちである。ノッてくると手足が自由な動きを見せ始めるのだが、ガリガリのO脚気味な足は、ふとビル・キャラハンの足技やジャーヴィスのそれを彷彿とさせ・・。あそこまで派手じゃないんだけど。
最後は巻き毛がでてきて、バードさんと二人でデュエットして、それがアンコールにもなったので、デンヴァー二人組みは不満そうでした(私も)。やはりJosh Ritterとのカップリングは少々不思議だったようだ。

ライブが終わってもまだ薄明るい。彼らと別れるとき、壊れたメガネ男子が、私がつけていたI read Zineバッジ(リルマグで購入)を見て、パイクマーケットにめちゃたくさんジンを置いてる店があるよ、と教えてくれる。もう時間的に行けなかったのだが、ここでも話が通じている、という感覚が心地よく。彼らと観ることができてほんとによかった。やっぱり記憶に残るのは出会った人々。シアトル、悔いなし!
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Day 3 Seattle

午前中の飛行機で再びポートランドをでて、リュックひとつでシアトルへ。北に飛ぶこと55分ほど。空港は混んでいて殺風景。最大手コミック出版社のFantagraphicsの直営店が空港と街のあいだにあるので、インフォメーションの人に行き方を訊ねるも、バスでは行けないだろうとのことであっさり諦める。外にでると、寒すぎ。バスを待つ人々(列はない)も、さすがにぶるぶるしていた。やっと来たバスに乗り込んで30分ほどのあいだ、これは風邪をひいてるかも・・と暗澹たる気持ちに。こんなときに限って葛根湯や風邪クスリをスーツケースにおいてきてしまった。やっとこさ来た混んだバス内では、隣に座っていた黒人男性が、若い女性に席を譲っていました。

シアトルのホステルも、停留所から歩いて3ブロックほどの好立地。観光地のパイクプレイスは目の前。ポートランドのホステルとは違ってもっとカジュアルな雰囲気。フロントではベルセバの曲がかかっていた。ふらふらするので、もっと着込まねば・・と街を歩いて服を探す。フリースのインナーを買って、その上にスウェットパーカを重ね着(7月!)。観光らしきこともせねばならないと思い、パイクプレイスをうろつく。ここは鮮魚や野菜、肉などの食料品や手作り雑貨などの出店が集うマーケット。もろ観光客ばかりなので、なんだかほっとする。聞き違いかもしれないが、魚売り場の兄ちゃんたちが声をそろえて「いらっしゃいませ!」と言っていた気がする。日本人はマリナーズもあって多いだろうから、日本語しゃべってても不思議じゃない。な、なにか食べねば・・と朦朧とうろついていると、適当そうなレストランがある。クラムチャウダーは食べないとね。見ると、ここはSleepless in Seattleの撮影で使われました!と、トム・ハンクスの写真が貼ってある。邦題は・・忘れた。メグ・ライアンのとのやつね。

なんかもう全然やる気ない写真ですが、シアトルのダウンタウンです。驚いたことに、マンハッタンを彷彿とさせるような人とホームレスの多さ。人種も交じり合ってるのが一目瞭然。でかい企業もたくさんあるだろうし、都会な雰囲気でした。シアトルはいいぞう〜という友人が多いのだけど、ダウンタウンから出る時間も体力もありませんでした・・。ポートランドもそうだけど、やはりスタバとシアトルズ・コーヒーがたくさん。私の今回の旅の自慢は、これらのメガチェーン店に入らなかったことです!! 翌朝シアトルを離れる早朝は、ホステルの目の前にあるシアトルズコーヒーの誘惑に負けそうになりましたが、乗り切った(?)。

残りの日数のことも考えて、ここはライブを観ずにおとなしくしたほうがいいのではという思いがよぎるも、なんのためにシアトルに来たのさ!?と考え直し、やはり計画続行。会場のWoodland Park Zooは、だいぶ北のほうにあるらしい。ホステルの近くからバスに乗ると、わりと混んでいて、お決まりの他人同士のおしゃべりに耳を傾ける。こういう会話をさらりとできるのは社交術ですな。車椅子の人がいたので、客がみな、ほら!一旦降りて!と声をかけあってスムーズに動く。

ライブが終わってホステルに戻ると10時ごろ。ここはコモンルームがあり、「有名になる前に観とけ!」とポスターの宣伝文句があり、ギター一本で歌うミニライブが開催されていた。煙草ルーム(まだ屋内で吸えるのね)に行くと、フロントにいた人がいて、談笑。ガールフレンドが東京にいるので遊びにいってきたばかりとか。
翌朝(また)早朝、チェックアウトすると、ジョアンナ・ニューサムがかかっているので、いいよねぇ、私東京で観た、オレもシアトルで観た、と短い会話を交わす。このホステル(Green Tortoise)なかなかにぎやかで良かったです。今度はゆっくり来たいなぁ。

お次はシアトルでのライブ。
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Day 2 Portland

早朝6時の飛行機に乗ってポートランドへ戻る。泊まったホステルはNorthwest Hostelling Internationalというところで、ポートランドにある2つのホステルのうちのひとつ。空港から電車一本という立地のよさ。最初に建物の写真を見たときに、こんなのどかそうなところがシティセンターか?と思いましたが、住宅地の一画でした。でもダウンタウンまで徒歩10分。



ポートランドは移動に車がいらないというほど、都市交通の発達したアメリカの中でも珍しい街だそう。ポートランドはウィラメット川を隔てて東西に分かれるのだけど、ダウンタウンを含む西半分は、写真の電車、ストリートカー(トラム)、バスと、どの方向に行くにも1ブロックごとに必ず乗り場があってとても便利。

1日目にボイジー行きの飛行機に乗るまでの5時間を利用して、とりえず電車でダウンタウンあたりまで行ってみた。通りの名を冠しているところで降りて、zinester's guideに載っていたカフェを探すも、地図もなく、番地で探していると10ブロック以上歩いたと思う。それでもたどり着くんだからわかりやすいですね。もう朝の10時を過ぎていたのに、びっくりするほど通りに人が少ない。にぎやかなエリアのはずなんだが。よく晴れていて、湿気が少なくて涼しい。Half&Halfというカフェは、なんと最も楽しみにしていたコミック&ジンショップ、Reading Frenzyのお隣だった。そのまた隣には、Counter Mediaという本屋もあり、3軒仲良く連なっていた。注文するだけでも、とても多くの会話を交わさないといけない。コーヒーは氷入れる?水っぽくなるけど?ブラブラブラ。とにかくキッシュとコーヒー、プリーズだけでは終わらないのだ。客も店員もとにかくよくしゃべる。ここはアメリカでした。おいしくいただいて、外で一服し、急いで空港に戻る。現金を下ろすのにはATMは24時間で便利なんですが、CITI BANKを結局ひとつも見かけなかった。ゆえにお金をおろす度に3ドルほど手数料がかかってしまい、キャッシュカードを作った意味がなく・・。ちなみにそれから会った人々は、皆ことごとく小銭ですらキャッシュを一切持っていなくて驚く。

2日目に戻って、ホステルにチェックインする。ここには3泊して、そのうちドームベッドは最終日のみで、あとの2日はエコノミー個室、クイーン個室と毎日部屋を移動しなければならなかった。予約は早めにしましょうね・・。この日にデジカメが壊れたので、インスタントカメラ画像になります。壊れたのはショックでしたが、同時にほっとするところもあり。撮ることに気を囚われなくて済む。

さて、3日の滞在でどう廻るか。この日は乗り物1日パス(4.25ドル)を買っていたので、歩いて行くには遠い、川の向こうの東側を散策することにする。ポートランドは東西南北でエリアを分けて呼ばれている。東側はNorth EastとSouth Eastとなり、SEはショップが集まっているHawthorne blv.Division stなどがあり、若者も多く住んでいるらしい。どの街にもそういういわゆる今が旬、なところがあるので、そこを目指せばとりあえずショッピングができて、よいカフェやレストランが見つかるのだ。NYでいえばMeat Marketやブルックリン、ストックホルムならSOFO、グラスゴーならウェストエンド(しょぼ!)という具合。最新スポットはSEからNEに移ったらしいのだけど、まああとで分かるとおり、どちらも活気のあるエリア、にはほど遠いのでした。

ホステルには通りごとのショップガイドもあり、それを見て歩くことにする。どのバスに乗るのか教えてもらい、出発。ポートランドのバスは停車先を電光掲示板で教えてくれたりしないので、通り名を見ながら降りる先をうかがう。シカゴでも思ったけれど、バスに乗るととたんに人の風景が変わって、ラフなワーキングクラスな雰囲気になるので、慣れずに最初は緊張してしまう。このラフな感じがマジョリティなんだろうけど。

バスを降りて歩くも、これがイケてるエリアなのか?と住所を確かめてしまうほど、閑散としている。普通はごちゃごちゃと店が固まっているものだけど、ふつーの住宅地で、やはり人は歩いていない。徐々に人が見えてきたものの、やはり活気があるとはいえず、ふーむ、これがポートランドで言うヒップなエリアなんだね、と納得。2階以上の建物がほとんどなく、のんびりしている。とにかくこの日はだいぶ肌寒かったので(もちろん地元人は皆半袖短パン)、アメリカンアパレルを見つけてスウェットパーカを買う(日本より安い)。ちらほら並ぶ店をみて歩くも、めあての古着屋もぱっとしないし、体調がよくないのもあって、なんとなくブルーになる。入ったカフェでネットが使えたので、思わずマディにメールしてグチる。体調のせいかPMSの影響かわからないけど、テンションが低すぎた。
この通りにMissing Linkというコミックや雑貨を置く店があり、そこでさっそく物色して数冊購入。なぜかNHKのキャラクターで茶色い食パンに顔がついてるようなやつのフィギュアやグッズをたくさん見かける。どちらかというとポップなかばんやキャラクターグッズがメインの店だったけれど、さすがポートランドなのか、コミックも欲しいものがたくさんあり。このお店のお兄さんに、いいコミック屋があるよと教えてもらったのが、NEにあったの簡単に地図を書いてもらってバスに乗り込むも、結局分からず、大層疲れていたのでさっさとホステルに戻ってピザを食べて寝る。個室でよかった。ほんとにぐったりしたなぁ。



思えば、私のポートランドに対する行く前の印象は、友人や母による絶賛の声に頼っていた。町並みがヨーロッパっぽい、リベラルな街であるなどなど。そこから、なぜかポートランドはアメリカにしては例外的に、ラフなアメリカンみたいな人が少なくて落ち着いているのだろう、という先入観が出来上がっていた。しかし実際は、とってもアメリカンだった。私が行く前に見落としていたこの街のキャラクターのひとつは、ヒッピー的な要素だったと思う。リベラルだからって、ほかと比べて治安がましだからって、ホーソーンBLVは10年以上まえはヘロイン中毒者の溜り場だったというし、ガス・ヴァン・サントの映画を観れば、ポートランドの荒涼とした都市風景が見えるはずだ。なのに、そういった部分をカットして、ヨーロッパのような景色を期待してしまっていたのかもしれない。そして勝手に、意外だなぁ〜なんて肩透かしをくらった気分になっていた。

道を歩く人々の何を見てアメリカンだと思うのかというと、言葉にするのは難しいけれど、とにかくみな思い思いの行動をし、人の目というのものを気にしない奔放なスタイル、ということになるんだろうか。ささいな日常風景なんだろうけど、若い黒人の男の子の短い髪に白い櫛がささっていたり(なぜ?)、バスの停留所で巨体を半裸でさらして汗だくな人とか(残念ながらバスに乗ったらシャツを着てしまったけど)、ピッグテールにした白人のヒッピーくずれなおっさんとか、電車で大声で隣の人に話しかけ、しまいには大演説しているコールドプレイのヴォーカル似の男とか、とにかく、みな好きなようにしてるのねぇ、と感心するやら呆れるやら。これは多分アメリカ東部ではそんなに観られない光景かもしれないし、地元の人も、ポートランドはヘンな人が多いかもしれない・・と認めていた。私は4度目のアメリカでしたが、こんなに人々が自由に振舞っているのを見るのは初めてかも、と思うくらいでした。

ほんとによくしゃべる人たちだなとは思っていたけれど、何度も乗り物に乗るたびに、必ず他人同士がべらべらと喋りだす光景も面白かった。誇張でなく、ほとんど必ずそういう場面にでくわすのだった。
街に人ごみはないし、個人にある程度のスペースが確保された都市では、他人に対する警戒心が少なくなるのではないかしらん。東京みたいに知らん人とぶつかりながら歩かなければいけないようだと、他人がうっとおしい障害物にみえてもおかしくない(私だけ?)。

あとポートランドで意外に思えたのは、通りを行く人のほとんどが白人だったこと。どこにでもいる中国人が少ない!(あとで聞くと、レントが高くなってきたので中国人コミュニティがどっさり北のほうに移ってしまったのだとか)。黒人もいるけれどやはり少ないし、アメリカ人口の半分を占めようとしているというヒスパニック系なんて、もっと見かけない。あとで行ったシアトルはもちょっと都会だったので混ざっている感じがしたものの、ポートランドはえらいホワイトな街だった。これも自分がガイジンに見えて仕方なく、まわりと同じような英語を話さなければいけないんじゃないか・・と思えて落ち着かなかった原因のひとつかもしれない(加えて外国人旅行者も少なかった)。イギリスではどこでも中国人が多く、パキスタン系もたくさんいるので、あまり自分がガイジンという感じはした記憶があまりない。

アメリカの都市の中でも、小さい都市ではないのに、人種が混ざっていないのは不思議。とくに、中西部とは違ってウエストコーストはどの都市もいろんな人種が集まっているところが多いのに。中国人が少ないのはなにか理由があるんじゃないかしらね。なにか住みにくい理由があるはず。リベラルっても、いろいろあるだろうしな。ポートランドは町のつくり自体がコンパクトで、緑は多くて、30分ほどでハイキングにもってこないスポットもあり、非常に住みやすいだろうと思う。でも、ガイジンとして疎外感を感じそうな予感もあり。まあたった3日いただけのパッと見の印象なんですけどね。

今回は今までのアメリカ旅行と違い、日本人の連れがいなかった。2度のNYは大学時代に友人たちと遊びに行き、シカゴは日本人の知り合いのお世話になった。でもやはり、日本語を話さず一人で歩くと、街の風景は俄然変わってくるのかもしれない。ポートランドでしみじみ感じた異国な空気は、一人だったから味わえたのかもと思うと、なんだかんだ欠点はありますが、やはり一人旅は悪くないよなあとまた繰り返してしまいそうだ。実際旅の途中では、ああもうこういう旅行はやめとこう・・(もう若くないし)と真剣に考えたものの、旅の最後にサプライズなイベントがあり、こうして振り返ると、うーん、今度は誰を観にいこうかしら・・と物色し始めている自分がいたりするのです。

お次はシアトル。
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Andrew Bird Live at Knitting Factory, Boise

まだアメリカに着いてから1日も経っていないのに、移動したせいかもう2日くらい経っているような不思議な感じのまま、あたふたと会場を探す。バードさんのサイトに表記されていた名前と違うライブハウスだったので焦ったが、ネットでチケットを買ったときに正しい名前があったので、無事見つかる。入場待ちの列。会場は横幅はリキッドルームくらいで奥行きはもう少しそれより狭く、バーがどんとあって二階にはテラスと広いバーが。若い人ばかりでなく、3,40代くらいの人もたくさんいる。狭い街なので、社交場のようになっているパターンかと思ったけれど、20ドルくらいはするので、それなりに観に来てる人ばかりなのだろう。対バンはJosh Ritterという人で、何者かわかりません。ライブ告知は彼の名のほうが先にあり、どちらがメインか分からないけれど、2マンってことなのか。ボイジーではバードさんが先に演奏したので驚いたが(シアトルでは逆)、聴くとなんだかちょっと現代的な味付けしました、という感じのカントリーかフォーク、かしら。かなりぱっとしませんでした。でも彼を観に来た、という客も多かったようでバードさんの後もけっこうも盛り上がっていた。



列をかきわけて、前から4列目くらいのとこを確保。前には、赤い口紅つけて胸の開いた小さい大学生くらいの女子がきゃっきゃしている。見てると、バードさんの曲をちゃんと知っているようで、層が広いなぁと感心。
ライブはとにかく、吹き飛ばされました。こんなに魅せるとは!なんていうと失礼かもしれないけれど、予期していなかったほど迫力があったのです。2007 年のボナルーフェスでのフル・ライブ音源や、これまた最初から最後まできれいに録画されたアムスでのライブ映像などを観ていて、アルバムどうりでなくライブごとにアレンジが多彩なことや、メロディまで変えてしまう即興っぷりは知っていた。でもそれらからは、まるで音楽家が少し型破りだけれどそつなく演奏する、姿を想像していて、全体的にはちょっと高尚な雰囲気さえ漂うライブなのかとばかり思っていたのです。しかし!ベースがもう一人加わって4人(新人さんはドラムのマーティン・ドッシュのユニットDOSHの片割れ)になり、場所の雰囲気もあってか、とてもロックのライブらしいエネルギーにあふれていました。音だけでなく、バードさんのパフォーマンスがこれまた役者というか、ほどよくエキセントリックなのにも嬉しい驚きが。最初っからテンションが高く、2 曲目のWhy?は言葉も増やして独り言になっている様子が会場を笑わせていたし、後半からは弓がぼろぼろに。半分以上取れてるんじゃ?というくらい、とうもろこしのヒゲのようになっていた。



セットは1時間15分ほどで、ライブでやる機会が多いものばかり。古い曲だけれど、最近新しくアニメーションビデオが作られたLullをやってくれたのが嬉しい。これまたアルバムとだいぶ違いましたが。新曲も1曲。子供番組で演じたDr.Stringzの歌からFake Palindromesへの繋がりは定番のようだけど、あの前奏が始まると客は喜ぶ喜ぶ。あの曲はロックの中で使われるヴァイオリンの理想だなぁ。やはり人気みたいです。Nervous TickもSkin is myも、最新アルバムからの人気曲もしっかり。いつも最後にやるTable and Chairが異常に好きなことを再確認。アンコールはカバーが1曲ありましたが、わかりませんでした・・。
やっぱりアルバムの曲がライブごとに違うように聞こえるというのは、ヘタするとがっかりされたりするもんですが、バードさんの場合にはそんなことありえないくらい、新鮮でエキサイティングに昇華されます。本人がNYタイムズのブログで書いていたように、ライブで演奏するのに自分が飽きないよう、幅広くアレンジできるようなスペースを空けた曲を作る、というのは大納得。

時差ぼけ真っ只中、しかも到着日に移動して観るという強行軍。なんだかリアリティがない、宙に浮いたような感覚は、イェンスを初めて見たときと同じでしたが、バードさんはさらに上回って衝撃的でした。とにかく思っていたよりもずっと高いところまで飛べたような快感。その要因には、観客の素晴らしさもあったと思う。ほぼソールドアウトだろうという入りだったし、みなえらい反応がよく声もでる、ライブハウスらしい熱気に満ち満ちていた(途中から酔っ払いが来て、踊ろうぜーとまわりを巻き込む乱入あり)。こんなのは長らく経験していないんじゃないかしら。やっぱライブはこうでないとね(ブライトアイズ@心斎橋クアトロの悪夢)。ボイジーやるな。

ライブを観ながら、これを日本でやって、初めて観た人はどう思うだろうか、という先走った想像もしてみた。バードさんの歌心と、ヴァイオリン・ギター・鉄琴・口笛と忙しい演奏、キャッチーなメロディが様々に味付けされた厚みのある音は、きっと誰が観ても、おお、となること間違いない、と確信しました。ほんとに、こんなにパフォーマーだとは知らなかった。Josh Ritter目当てでこのライブに行った人のコメントをあとで読みましたが、バードさんについては、mmm interestingとあり。たしかにJosh Ritterはかなりシンプルでちょいcheesyなんで、王道っぽいのしか知らない人はバードさんのライブは少々artyに見えるかもしれません。

ライブのあと、これは直接声をかけなければ!とバードさん捜索。が、次の演奏が始まってもなかなか見つからない。やっぱシャイらしいので、客に紛れたりはしないのかと諦めて帰ろうかとしたところ、物販で彼女とひっそり佇んでいるのを発見。数人話しかけたり写真を撮ったりしてる人がいるが、見るからに「こういうのは苦手なんだ・・」という様子。このライブの後悔といえば、緊張してたのか、彼とうまく話せなかったことにつきます・・。あれもこれも言えばよかったよ。彼は相手の目をじっと見てものすごく穏やかに話す人で、目鼻立ちがやたら大きく、優しい、すごく痩せたお馬さんのようでした・・。以前に日本にもバンドで来ようとしたけれど、できなかったので、必ず行くよとはゆってました。ああ今思い出しても後悔。もひとつ後悔といえば、買ったばかりのICレコーダーで録音したつもりが、マイクの実力を知らなかったばかりに、音がバンドサウンドになるとほとんど聴き取れない状態になっていた。ソロんとこと客の盛り上がりの様子しか聴こえず。どうしてマイクを持っていかなかったのか・・。いろんなことが準備不足でヌケ落ちてしまっていた旅の象徴。

でもまあとにかく、去年に初めて聴くようになってから、ほんとに誇張でなく毎日聴いていた(こわいね)くらい血肉と化したバードさんの音を聴くことができて、しかもぶっ飛んでしまったんだから、もう何があってもこの旅はそれで良し、ということになるんだろう。ほんとに、具体的な曲のあそこがよかった、とかはあまり思い出せなくて、とにかく良かった・・という衝撃しか記憶にない。今日もボナルーの音源を聴いていて、ひょっとすると、こんなに毎日聴き続けた音楽はいまだかつてなかったかもしれないぞ、と思い始める。いやはや。

10時過ぎに会場を出る。若者たちが徒歩でチャリで方々に散らばっていく姿が印象的。いったい彼らはどこへ帰るのか?と思えるくらい、広い道の先が見えないのだ。翌朝ホテルの人に聞くと、それほど遠くないところにカレッジがあり、若者が行くようなエリアがあるのだとか。
ホテルに帰ると、感情がですぎて疲れたのか、なんとなく感傷的になる。もちろん眠れないので、でかいベッドに寝そべってアメリカらしくテレビをひたすらザッピング。バットマンシリーズの最新作Dark Knightのプレミア試写会の様子を観ながら気を失う。

1. インスト
2. Why?
3. Firery Crash
4. Nervous Tic Motion of The Head to The Left
5. Lull
6. 新曲 (Oh No?)
7. Plasticities
8. Imitosis
9. Dr. Stringz
10. Fake Palindromes
11. Skin is my
12. Tables and Chairs
アンコール
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Day 1 Boise

今回の旅は、なんせ下準備を怠っていた。地球の歩き方シアトル&ポートランドを結局買わないまま、地図もろくに見てない状態での現地入り。頼りはZinesters's Guide to Portlandの1冊のみ。写真は一切載ってないし、地図もごく簡単なイラストのみ。店のことはわかっても、地理を知らないまま乗り込むのはどうなんだと思いつつ、どうも予習をする気分になれないまま。

成田発の飛行機は、女子高の修学旅行生でいっぱい。座席を指定しないままチェックイン(今は機械に向かって自分でやるんすね)すると、あの「緊急時にはお手伝い願います」席に。足は伸ばせるからいいんだけど。隣に座ったのは福島に住んでいるというアメリカ人。世間話をして英語のウォーミングアップ。着陸した際、荷物をたくさん持ち込んでいた中に、ヴァイオリンが。趣味で弾いているそう。私これからヴァイオリン弾きの人のライブを観にいくんです。
機内映画はオーウェン・ウィルソンのコメディ、Drillbit Taylorを観る。音がよく聞こえなくて聞き取りが怪しいが、ホームレスで小銭欲しさにいじめられっこのボディガードを引き受けるというちょっと物悲しい(いや、いつもの調子なんだけど)話でした。
PMSのせいかなんだかしらないけれど、機内ですでに、これから始まる旅への不安というか心細さというか面倒というか、みんなで行動している修学旅行生がうらやましく、帰りたい気分になる。こんなことは初めて。

一睡もせず憂鬱な気分のままポートランド着。しかし到着ロビーに入るやいなや、ぷぅんと漂う外国の匂いに、ふらふらながらも水を得た魚のように元気になる。よーし。
入国はなんの問題もなく、帰りの航空券の証明もいらなかった(てか旅行会社から送られてきた日程表すら持ってない)。朝8時すぎに着き、ボイジー行きの飛行機は午後2時前だったので時間がある。空港からダウンタウンまでは30分ほどとあるので、荷物は預けてMAX Light Railでとりあえず街に出ることにする。街に出るっても、地図もないのでどこに行こうかと思い、とりあえずシティセンターぽいところで降りて、ガイドで読んでいたHalf&Halfというカフェで腹ごしらえしてとんぼ帰りすることにする。この数時間の滞在のことはポートランドのとこで書きます。

急いで空港に戻ってボイジー行きの飛行機に乗る。50人乗るか乗らないかくらいのシャトル。ちなみにポートランド空港はほどよい大きさでグリーンのカーペットが敷き詰められていて、なかなか居心地のよい落ち着いた空港です。
機上から見ると、ポートランドはほんとに緑の多い街。1時間ほどしてアイダホ州ボイジーが見えてくる。そこは打って変わって茶色い大地。丘のような山のようなものがあるけれど、木は一本も生えてない。うーん、アメリカ。


city of treesとありますが、ちょうど街に入ると、普通に緑が出現してきます。これは木のあるところに人が住み着いたのか、木が残ったとこに人が集まったのか、植林したのかは不明。ここでホテルに電話してシャトルバスを呼ぶ。待っていたバスの乗客は私のみ。15分ほど揺られてボイジーのダウンタウンに到着。途中は特に書くべきとこもなく。ただ図書館の建物にLIBRARY!とでっかく表示されていて、!マークがついていたのが気に入った。砂漠地帯なのか、とても暑い。実はボイジーはポートランドと時差が1時間ある。ポートランドはPacific Standard Timeに属し、そこからほぼ平行に内陸に向かったボイジーはMountain Standard Timeなのだ。ちなみに日本との時差は17時間。というのは、帰国の飛行機で知った・・。日付変更線を超えると時差ぼけるといいますが、アメリカに行くとほんとに時差ぼけがひどいです。徹夜明けのだるさが増したような感じ。結局4日目くらいまで直らなかったので、ライブを旅の前半に持ってきたのは今思うと失敗だった・・。シカゴに行ったときも経験済みのはずなのに。


ボイジーというと、あとでポートランドであった人たちに聞くと、とっても平凡なアメリカらしい町だそうだ。写真にはビルが写ってるけれど(奥にはハゲ山が見える)、ダウンタウンは東西南北10ブロックほどしかなく、かなりちんまりしています。といっても、私はうろうろする時間がまったくなく・・。4時過ぎにホテルについて、まずシャワーを浴びて、食べる時間もなくライブ会場へ直行。ただ1日目がちゃんとしたホテルでよかった。ホテル大好き。とっても暑いので、日本から持ってきた真夏服(しかない)を普通に着て外へでると、西日が直撃。急いで出たはいいけれど、実はライブ会場の場所もおぼろげにしかわからず、ボイジーの地図なんてホテルをネットで探したときにしか見ていない。どうしてこんな重要事項までチェックしてないのか、自分でも不思議だった。
ただ会場とホテルは2,3ブロックほどしか離れていないのは確認していたのでこんなに悠長だったのだろう。ところが、部屋にあった簡易地図でなんとなく会場を探すも、思った場所にない・・。続きは次のボイジー・ライブ編で。写真は、ホテルから1ブロック歩いたところ。この先には何も無い・・ひゅる〜って感じですね。

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